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記事詳細
記事番号
1263
タイトル
Re: セメントペースト中の水
本文
北風 寒太郎 wrote.
>「コンクリート工学〜微視構造と材料特性〜」という本のP29で >「セメントペースト中の水には、毛細管水、吸着水、層間水、化学的結合水などがあり、 >これらはセメントペーストから取り除く難易度によって分類される」 >という文章を読んだのですが、この「取り除く難易度」とは具体的にどういう方法なのかが知りたいです。 > 川砂利 「コンクリート工学〜微視構造と材料特性〜」を持っていませんので,用語の 解釈が間違っているかもしれませんが ①セメントペースト中の毛細管水は,常温で雰囲気(周りの空気)の湿度を下げるだけで取り除くことができます。 ②同じ条件でゲル水はゆっくりしか取り除くことができません。 (毛細管水とゲル水などは平衡状態にありますので,厳密には毛細管水だけ取り除くということは非常に難しいことになります。) ③一方科学的結合水は,基本的に温度を100度以上に上げないと取り除くことができません。 たとえば,石こうCaSO4・2H2Oを焼き石こうCaSO4・1/2H2Oにするには約130度 の加熱が必要です。また無水石こうCaSO4にするには163度の加熱です。 取り除く難易度 とは 湿度と温度と時間 の組み合わせということになります。 お名前
川砂利
レスへの感心度
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登録日時
2003-01-12 08:50:56
最終修正日時
2003-01-12 08:50:56
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