Re: コンクリート打設後の表面の色について

　詳しく調査したわけではないのですが、表面が白い部分と黒い部分とに分かれたのは、(@@)さんがおっしゃっていた「表面の緻密さの違い（水酸化カルシウムと炭酸カルシウムの色の違い）」ではないかと思いました。コンクリートの変状的には「色むら」と呼ぶのでしょうか？
　これを詳しく調査するとなると、白と黒の部分の表面を削って、Ｘ線回析や赤外線スペクトルでCa(OH)2とCa(CO)3の含有量を調べなければならず、予算的にも困ってしまうため、周りの人たちの経験話などをもとに「色むら」と判定しました。色むらは、冬期施工や雨天時の打設時に発生しやすいとのことでした。まさに冬期施工でした。

　この現象は「水酸化カルシウムの結晶が密な部分は、光の乱反射があまり発生しないため黒く見え、結晶が疎な部分は、光が乱反射するため白く見える」ということでした。
　強度的には「黒い部分が白い部分に比べ大きい」ということでしたので、強度的には心配はないと思いました。ただ景観上の問題がありますが、これは「表面の炭酸化が進むにつれ、黒い部分は白くなる」ということでした。

　よって、この色むらの対処としては「目視により状況を追跡してみる」ということにしました。その他の対処としては「炭酸化を促進するために、表面を目荒らしする」ということもありましたが、この方法は避けたいと思います。
　あとは次の施工時には(@@)さんやoioiさんがおっしゃていた、①締固め、②型枠の状態、③配合の偏り、④ブリーディング水、⑤側圧の違い(打設速度)、⑥養生温度の偏りなどに注意したいと思います。
ありがとうございました。

トラック野郎

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2003-04-12 16:06:49

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