Re: コンクリート打設時の留意事項

たくぼ <fnafna@max.hi-ho.ne.jp> wrote.

>　自宅前のマンション工事現場を、住民の視点から観察する機会に恵まれ
>ました。
>　RCスラブのコンクリート（20cm程度）を打設する工事に際して、作業員
>は鉄筋を踏んでバイブレーターをかけており、土木構造物と比較して細
>い鉄筋は大きくたわんでおりました。
>　下面に配置されたスペーサーも外れてしまうのではないかと思えるほど
>その作業は雑でした。
>　特に養生が行われている様子は無く、土曜日に打設されたスラブは日曜日
>一日間、天日干しにされておりました。
>
>コンクリート打設時の留意事項として、鉄筋の上に乗って作業をしてはいけ
>ないという基準は無いのでしょうか？
>（関係無現場といえばそれまでなのですが、今後別のマンション購入を
>考えているユーザーとして、気になります。）
>また、標準的な養生について、指針等があればご教示願えませんでしょうか？
>　　
>
鉄筋を直接踏んでの打設は良くないですね。
打設するならば、道板を引いて等分布荷重とする
のが鉄筋へのたわみを少なくして良いでしょう。
鉄筋を踏んではいけないという規準はないです。

養生に関して言えば、打設してそのままの状態
にしておくのは、急激な乾燥を招き、長期強度
の発現に大きなダメージを与えますのでもって
のほかです。夏場の施工となると特にひどくな
ります。最低でも普通ポルトランドの場合で５
日間、高炉セメント使用の場合で７日間は湿潤
状態とするのが良いでしょう。養生とは、コン
クリートが死ぬか生きるかを決める重要なもの
です。もし、あなたが、購入予定のマンション
のコンクリートの養生が仮に悪い場合はやめて
おいた方が良いですね。鉄筋踏みこんでの施工
の何倍も構造物に損害を及ぼしますから。

コンクリート普及協会

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2003-07-02 15:47:24

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