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記事詳細
記事番号
23191
タイトル
Re: せん断破壊の補修について
本文
オットマン wrote.
>高さ3mの無筋のもたれ式擁壁で、背面は45°の斜面で、地下水があります。 >この擁壁には水抜き孔がありません。降雨により水位が高くなると擁壁が前面に傾斜します。最近の豪雨が続いたあと、この擁壁の高さ1.5mあたりから下方に45°でひび割れが生じました。ひび割れ箇所から高さ1.5mまで全体的に浮きが生じています。 >被害例の写真から推測すると地下水位上昇に伴う土圧の増大による、せん断破壊に似た症状です。 >アンカーで押さえるとか、排水孔を設けることなど根本的対策の他に、この浮きの剥がし、ひび割れ箇所へのセメント系、樹脂系の注入は効果があるのでしょうか? >別の言い方としますと、せん断破壊した面に注入工法は効果があるますか? >ご教授願います。 もたれはあくまで自重が抗土圧力として機能する構造なので、もたれ自体が 崩壊する危険がある場合を除いて、ひび割れ発生による能力低下はないと考え られます。 よって、もたれがひび割れ部でずれるなどせん断崩壊する可能性があるなら 一体性を保つ対策が必要となり、ずれ止めなどの設置が必要になります。 ひび割れ注入は補強にならないと思います。 なお、鉄筋挿入も含め、アンカーによる法面安定を図る場合、アンカー定着部 の支圧版設置が必要であり、無筋であるもたれはこの機能がなく、もたれ表面に 支圧版の設置が必要になると思います。 お名前
熊1号
レスへの感心度
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登録日時
2008-09-02 08:21:46
最終修正日時
2008-09-02 08:21:46
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