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記事詳細
記事番号
24115
タイトル
Re: BET比表面積の測定方法について
本文
こんたま wrote.
>BET比表面積の測定方法について質問です。 > >BET比表面積の測定の原理について、JISを読んだりホームページで調べて >みたのですが、どのような原理で測定してるか、さっぱりわかりませんでした。 > >また、セメントは凝集すると言われていますが、 >凝集している場合も、比表面積を正しく測定できるのでしょうか? > >また、セメント以外のもの測定もできるのでしょうか? >(例えば、シリカフューム、フライアッシュ、など) > >質問が多くて申し訳ありません。 >サルにでもわかるくらい、簡単に教えて頂きたいです。 >ご指導よろしくお願い致します。 BET(ビーイーティー)吸着等温式は難解ですね。 粉体の表面を、N2などの気体分子で1分子の厚みに満遍なく吸着させることがで きれば、吸着した気体の体積(または質量)を測定してモル数を出し、これにアヴ ォガドロ数を掛けると総分子数がでるので、さらに1分子の断面積をかければ粉体 表面積が出ます。ところが、満遍なく1分子層で吸着させることが難しいので、 種々の理論・手法を用いて間接的に1分子層の量を算出することが多く研究されて きました。その一つがBETの方法です。 N2を使用する場合、セル(77°K)内の粉体にN2ガス圧を変えて接触・平衡さ せ、そのときの吸着ガス量を測ります(各種測定器がある)。このとき生成される 吸着層は1分子層ではなく多分子層で、かつ層数は表面の場所によって様々です。 BET式は(式の誘導は下記HP参照)、 p/v(p’−p)=1/v’c+{(c−1)/v’c}*p/p’ ・・・・・・ (A) ここに、p:ガス圧、p’:飽和蒸気圧(at 77°K)、v:吸着全ガス体積、 v’:1分子層のガス体積、c:この系の吸着熱に関する定数 (A)式の左辺を縦軸に、右辺のp/p’(0.05〜0.35の範囲)を横軸にとってデータ をプロットするとほぼ直線となり、傾斜と切片からv’とcが求まります。 表面積=v’*N*σ(N:アボガドロ数、σ:N2分子の断面積0.16nm2) p/p’が大きくなると(A)式は直線性がなくなり、v’、cは出せない。 ガス体と反応しなければどんな粉体でも、凝集していても表面積は測れます。 (A)式の誘導については; http://www.agr.hokudai.ac.jp/env/soilamelio/teambibai/soilwater/retentio/2adsorp/sorption/beteqn.htm (若干わかりにくい。) 測定等については; http://www.beckmancoulter.co.jp/product/product03/area_index.html お名前
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登録日時
2008-11-26 02:25:36
最終修正日時
2008-11-26 02:25:36
[24115] Re: BET比表面積の測定方法について ads 2008-11-26 02:25:36 [返信] (こんたま wrote.>BET比表面積の測定方法について質問です。>>BET比表…) |