|
|
|
|||||||||||||
※バナー広告のお申し込み・お問い合わせはこちらをご覧下さい。
記事詳細
記事番号
24630
タイトル
Re: ひびわれについて
本文
素人 wrote.
>乾燥収縮ひずみを800μあるいは1200μに抑制するための対策として石灰石、膨張材、収縮低減型の混和剤とよく聞きますが、これらを用いると通常入りやすいひびわれなんかも抑制できるんですか? 「通常入りやすいひび割れ」というのが、どのひび割れを指しているのかわかりませんが、ひと口にひび割れといっても多種多様な原因があります。 ひび割れには、乾燥収縮・沈下ひび割れ・温度ひび割れ・不等沈下・外力・自己収縮・アルカリ骨材反応・鉄筋の腐食によるひび割れなど多くの種類があり原因と対策もさまざまです。 ご質問の膨張材や収縮低減型の混和剤を適切に用いれば乾燥収縮によるひび割れは確かに低減されます。 経験上、コストを考えなければ、膨張材の効果は素晴らしいものがあります。注意点としては、施工後の養生をしっかり行うこと(少なくとも3〜4日は乾燥させずに給水養生する)です。膨張材の膨張は水分との水和反応によるものなので、打設後にすぐに乾燥させるとせっかくの効果が半減します。 しかし、あらゆるひび割れに有効なわけではありませんので、それを用いたからひび割れは発生しないなんて事にはなりません。例えば、断面の大きなコンクリート構造物には温度ひび割れがよく発生しますが、これにはセメント量を少なくしたり低発熱型のセメントを使用するなどの対策を採らなくては抑制できません。 ひび割れ抑制は、配合・施工・養生・設計まで含めた総合的な対策が必要でしょう。 お名前
papasan
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2009-01-09 09:16:56
最終修正日時
2009-01-09 09:16:56
|