Re[4]: 粗骨材の最大寸法が20mmとなっている理由

YORYK wrote.

>補足しますと、確か土木学会のコンクリート標準示方書の施工編辺りに、「粗骨材の最大寸法は、部材最小寸法の1/5、鉄筋の最小あきの3/4およびかぶりの3/4以下とする。」というような記述があったと思います。
>ですから土木の場合は、20mm、40mmどちらも一般的に用いられます。
>
>建築でもどこかに同様な規定があると思いますから、JIS品を基準に考えると必然的に20mmが一般的になっているのかと思われます。

YORYKさんありがとうございます。

この20mmの縛りはいつか改正されるのでしょうか？
最近はコンクリートも高強度化してきており，高強度領域では
粗骨材が大きいほど強度が落ちるのは周知の事実となってきています。
（相当骨材の品質がよければ別の話ですが）

そんな中，粗骨材の最大寸法を規制されているとわざわざ品質を低下
させているように思えてなりません。

土木学会では超高強度繊維補強モルタルとしてすでに粗骨材を除いた
180N/mm2クラスの施工指針が発表されていますよね。
さすがにモルタルになってしまうと弾性係数がだいぶ落ちてしまいますが，
20mmを15mmにした場合それほど大きな落ち込みはありませんでした。
しかし強度は5〜10N/mm2くらいの増加が認められています。
（あくまで私が実験で使用した骨材の場合ですが）

このような結果はすでに何件も論文として報告されているようですが，
建築学会の高強度コンクリート施工指針では20mm未満の粗骨材の使用を
未だ認めていないようです。
一応20mmを標準とするとは書いてありますが，粒度分布の規定が20mmと
25mmしか規定されていないため，必然的に20mm未満は適用外だそうで。

どうしてもという場合大臣認定でも取らないとだめなのだろうか。。。

以上，私の勝手な愚痴でした。

まるも

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2009-02-16 20:34:20

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