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記事詳細
記事番号
25107
タイトル
Re[2]: 標準養生と現場水中養生
本文
papasan wrote.

>しろうと代理人 wrote.
>
>>お世話になります。
>>基本的な質問ですが、①と②について教えてください。
>>①現場水中養生の基本と注意すべき点を教えてください?
>>②構造体コンクリートの圧縮強度検査では標準養生と現場水中養生の
>>どちらもやらないといけないのですか?
>
>まず①についてですが、基本は現場構造体と同様の温度履歴を与えるのが目的ですから、現場に水槽を設置して管理すれば一般的には問題ありません。あえて注意するとすれば、日陰と日向では水温が違ってきます。安全側に強度を確認したいのであれば日陰に設置するほうが若干低めの値が出ます。
>あとは、私の経験では水槽には板でもいいですから、ふたをすることをお勧めします。現場に水槽があると長靴やスコップのどろを洗ったりする人が必ずいますし、一般人の出入りがあるところでは盗難にあうことがあります。「近所の花壇に並べられていた」なんてことの無いようにしたいですね。

 スコップや花壇の心配はさておいて、現時点では、建築・土木または、どの仕
様書で管理をするのかで変わってきます。

 現場水中養生が一般的ですが、仕様書、監督官によって構造物は水に入って
いないだろうという方もいらっしゃいます。
 つまり構造物の脇に放置状態という方もいますので、それでは現場養生に
ならない事を認識していただく必要があります。

 また、水中養生の水の温度を管理も要求される場合もありますので、仕様書等
で確認が必要です。

>
>②については、両方する必要はありません。JASS5ではどちらで確認しても良いことになっていますが、普通は設計図書に明示してありますので、設計図書を確認して決定することになります。

 これも仕様書により、両方採取することになっているものも多いので確認が
必要です。


>両方の試験をしたときのメリットがあるとすれば、万一、所定の材齢・現場水中養生で試験をしたときに設計基準強度を下回った場合の責任の所在が生コン自体にあるのか、養生条件にあるのかが明確になることでしょう。

 Fq:品質管理強度で管理する場合もあります。
一般に、建築は割増強度+3N/mm2、+温度補正

 土木は養生で強度を出す。管理方法も違いますので注意が必要です。


>標準養生は、生コンが本来持っているポテンシャル。現場水中養生は、その生コンが構造物の中で実際に発揮している強さを表します。
>生コン工場は、標準養生で強度が出ていればJISの規格を満足するので、保障には一切応じない事が多いので注意が必要です。

 その通りですね!

 地域により温度補正の期間も変わりますので、打設強度の再確認。
寒中コンクリート扱いで施工を行うのかで、天候を見ながら給熱養生の度合い
も変わります。

 JASS5ではどちらかで構いませんが、上記理由から両方採取しているのが多い
のではないでしょうか?
お名前
kouta
レスへの感心度
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登録日時
2009-02-20 10:24:57
最終修正日時
2009-02-20 10:24:57
・[25077] 標準養生と現場水中養生 しろうと代理人 2009-02-18 01:20:27 [返信]
 (お世話になります。基本的な質問ですが、①と②について教えてください。①現場水中養…)
  [25090] Re: 標準養生と現場水中養生 papasan 2009-02-19 08:11:59 [返信]
  (しろうと代理人 wrote.>お世話になります。>基本的な質問ですが、①と②につ…)
   [25107] Re[2]: 標準養生と現場水中養生 kouta 2009-02-20 10:24:57 [返信]
   (papasan wrote.>しろうと代理人 wrote.>>>お世話になります…)
    [25109] Re[3]: 標準養生と現場水中養生 しろうと代理人 2009-02-21 08:17:58 [返信]
    (適切なアドバイス有難うございました。地域行政により基準が違うと思いますので、確認…)