Re: L型擁壁への嵩上げ

ピロシキ wrote.

>プレキャストL型擁壁の検討をしておるのですが、縦断勾配がきついため、擁壁自体を水平施工で考えてるのですが、天端特殊加工の二次製品の納期が間に合いそうにありません。
>そこで、天端部に嵩上げコンクリートを打設して勾配に対応しようと考えておるのですが、なにか標準施工方法のようなものはありますでしょうか？
>ある文献には、擁壁を巻き込むような形状で嵩上げする絵が書かれていたのですが、やはり水平うちつぎ（擁壁に差筋を考えています）はだめなのでしょうか？
>水漏れなどが懸念されると思うのですが・・・
>ご教授お願いします。

　既設コンクリート構造物にあらたにコンクリートを打ち継ぐ場合、止水板はL型に折り曲げたものを、既設のコンクリート面にアンカーで固定したうえで、新設コンクリートを打つという方法をとることがあります。
　コンクリートの一体化については、既設コンに差し筋して打ち継ぐことになると思います。
　ただ、プレキャストのL型擁壁は竪壁がかなり薄いのではないかと思われるので、天端上に天端と同じ幅で現場打ちのコンクリートを施工して問題ないものかどうか（割れるとかの懸念）、そこは気をつけないといけないのでは？
　天端に継ぐことができない場合、プレキャストL型の背面に、底版から腹付けしていかないといけないかもしれません。
　また、現場打ちの擁壁は、設計上は最小部材厚40cmという基準もありますので、天端に打ち継ぐコンクリートがこれより薄い場合、何らかの理屈がいるかもしれません。

ダム屋ですが

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2009-04-03 12:46:02

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