Re: 練り混ぜ水にナノバブル使用

やっちく wrote.

>先日テレビで、クリーニングにナノバブルを使用し効果を上げている番組を見ました。そこで生コンの練り混ぜ水にもナノバブルを使用し、単位水量減、状態改善等見込めるのではないかとネットで検索してみたところ、すでにいくつかの実用新案が出願されていました。しかし実際にナノバブルを練り混ぜ水に使用している等の話は聞かないので、コストや練り上がり状態などであまり実用的ではないのかなとも思いました。実際使用したり、そのような話を聞かれた方はいらっしゃいますでしょうか？

問題の放送を見ていないからなんともいえないが、マイクロナノバブルのクリーニング等への適用については、水の中へ酸素やオゾンなどのガスをマイクロナノバブル化して導入し、殺菌・漂白・洗浄効果を長期間保持させようと言うものではなかったか？(通常、単純に水の中にオゾンや酸素を導入しようとしてもすぐ抜けてしまって効果を持続できない。)
たしかコンクリート分野への適用については、北大が凍結融解抵抗性の改善の可能性について検討していたり、AE剤の低減効果について検討しているようなことを4〜5年前に聞いたことがあるが、その後成果等についてなにも聞いていないから効果はあまりなかったのだろう。だいたい、現状の設備では一日数百m3のコンクリートに使用する水にこれを使用すること自体、設備能力的に無理だなと思った記憶がある。
だいたい、コンクリート材料の中で最も粒径が小さいセメントの平均粒径が数十μm程度なのだから、ナノメータサイズの泡では小さすぎのではなかろうか。しいて言えばシリカフューム(これもナノメータサイズとも言えるが)と同程度のボリューム(セメント量×十数%程度のオーダー)の容積のナノバブルが練り混ぜ水に導入できれば、超低水セメント比領域では性能差や効果特性が確認できるかも知れんが・・・・・。ただ、こんな量のナノバブルは導入できないだろうしし、長時間の保持も不可能だろう。

ミネルバ

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2009-04-05 20:26:45

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