Re[3]: 構造力学の問題について

（１）まずはコンクリートの応力〜ひずみ関係を描こう！
ｘ軸にひずみ（右が圧縮）、ｙ軸に応力（上が圧縮）をとると、原点Ｏから応力〜ひずみ関係が右上方向に伸びていく。この関係は大域的には曲線だが、強度に比べて1/4程度までは直線として構わない。
その直線の終端Ｐ（載荷時の応力点）から鉛直下方向に破線を引き、ｘ軸との交点をφとする。これが弾性ひずみだ。

（２）次に時間の経過とひずみの変化の関係を描き足す。
原点Ｏからｚ軸をとりたいのだが、２次元の紙面上では難しいのでその代用としてｙ軸と反対方向の下向き鉛直にｚ軸（時間軸）をとる。
すると、時間の経過とともにさきほどのφ点から時間〜ひずみ関係が下方向へ伸びていく。
ここでもし、クリープも収縮もなければその関係はφ点から鉛直下方向に直線で伸びるだけだ。こんな材料があったらすばらしい。
収縮があれば左下方向へ、左に凸の緩和曲線となる。
クリープがあって、しかもクリープ限度内であれば、右下方向へ右に凸の緩和曲線となる。
収縮もクリープも両方あるなら両者を加算せよ。

どうしても３次元にしたかったら、ここまで描いてからｘ軸で紙を谷折りしてｘｚ平面を作ればよい。そうすると（２）で描いたφ点の軌跡は実はＰ点の軌跡のｘｚ平面上射影であることが分る。

修行人 wrote.

>圧縮強度36.0N／mm2、ヤング係数30.0ｋN／mm2のコンクリートの供試体に9.0N／mm2の圧縮応力を持続して載荷したところ、1年後の全ひずみは1200×10-6、
>収縮ひずみ600×10-6であった。弾性ひずみと1年後のクリープ係数の値を示せ

可愛塾

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2009-06-09 09:09:07

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