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記事詳細
記事番号
26184
タイトル
Re[2]: 初心者です、ポゾラン反応時のSiO2の量に関してお教えください
本文
基本認識が今一歩 wrote.
>鉱物塑性割合だけで物質の特性が決まるわけじゃない。 >セメントや混和材料も同じ。 >ダイヤの斧と炭の斧とグラファイトの斧と、どれがいいですか? >って女神様に聞かれたら、俺は迷わずダイヤの斧を取る。 > >石狩挽歌 wrote. > >>コンクリートを勉強しています。最近いろいろな混和材が出ていますが、シリカ系の混和材において、SiO2の量が記載されています。シリカフュームでは一般的な平均値は90〜95とされています。他の混和材においてはかなりバラツキがありますが、80%とと90%では大きな違いはあるのでしょうか?その場合何が違ってくるのでしょうか?いろいろ探してみたのですが解りません。単純な質問ですがよろしくお願いします。 基本認識・・さんご指摘の通り、反応性はSiO2量のみにより決まるものでなく、その物質の分子の結合状態(結晶質か非晶質か、化学的に安定か不安定か)、比表面積、その他の含有成分の種類と量なども影響します。 例えば、溶融した煙状のSiO2を急冷して回収されたシリカフュームはかなり早い材齢からセメントと高い反応性を示しますが、これと同程度のSiO2量を持つ珪石(石英)などは、相当細かく粉砕してやっても結晶質なのでセメントとはほとんど反応しません(ただしオートクレーブなど高温養生すれば反応しトベルモライトという安定な水和物を生成しますが)。 また、もう一つわかりやすい例を挙げれば、高炉スラグの場合、高炉からの排出直後の高温状態で水で急冷すると非晶質(ガラス)状で非常に反応性の高い水砕スラグとなり、粉砕して高炉セメントの原料などに使用されますが、徐冷するとほとんど反応性のない結晶質の徐冷スラグとなり、骨材や路盤材などとしてしか活用されません。 一方、比表面積については、シリカフュームとフライアッシュの例を考えていただけばお分かりになるかと思いますが、(SiO2量は若干違いますが)一般的には当然反応する表面積の大きいほうが反応性が高くなると考えてよいと思います。 最後のその他の含有成分とその量の影響については、過去レス【6139】に詳しく解説されていますので、こちらをご参照ください。 お名前
ミネルヴァ
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登録日時
2009-06-10 01:40:00
最終修正日時
2009-06-10 01:40:00
・[26160] 初心者です、ポゾラン反応時のSiO2の量に関してお教えください 石狩挽歌 2009-06-09 10:41:21 [返信] (コンクリートを勉強しています。最近いろいろな混和材が出ていますが、シリカ系の混和…) [26165] Re: 初心者です、ポゾラン反応時のSiO2の量に関してお教えください 基本認識が今一歩 2009-06-09 15:08:23 [返信] (鉱物塑性割合だけで物質の特性が決まるわけじゃない。セメントや混和材料も同じ。ダイ…) [26184] Re[2]: 初心者です、ポゾラン反応時のSiO2の量に関してお教えください ミネルヴァ 2009-06-10 01:40:00 [返信] (基本認識が今一歩 wrote.>鉱物塑性割合だけで物質の特性が決まるわけじゃない…) [26228] Re[3]: 初心者です、ポゾラン反応時のSiO2の量に関してお教えください 石狩挽歌 2009-06-12 09:26:05 [返信] (長期不在でした、ご丁寧なご回答ありがとうございました。過去レスを勉強してみます。) |