Re[4]: コンブラストについて教えてください

>現在の化学混和剤からすれば2世代も3世代も前の混和剤です。
おっと失礼。言葉足らず。
常用コンクリートとして減水剤(リグニンだけ)を使用するという意味で！
もちろん遮蔽コンクリートとか船底バラストとかには減水剤だけが良い場合があります。
リグニンは優れた減水剤ですので現在でも「AE減水剤の原材料」として多用されております。

コンプラスト211の配合はAE減水剤の置き換えでよいと言っています。
単位水量
良く管理された生コン工場(自社配合を適切に求めている)で比較試験なさってみてはどうでしょうか？
スランプだけではなく、空気量、プラスチシティー、経時変化も把握しましょう。
骨材は表面乾燥飽水状態(細骨材はフローコーンで)
私は、当時世間に出始めたばかりの福沢諭吉をポケットにねじ込まれましたので(粗骨材を含め)細骨材換算1％の調整したことがあります。
そうそう、S/aもかなりUPしました。

示方書・仕様書によりますと「水セメント比は，コンクリートの水密性と密接な関係があり、55％以下になると水密性は著しく向上する」
と記載されており、コンプラストの使用条件も55％以下となっているはずです。
「これ以上のW/Cだと水密性は保証しない」と言っているのです。どういう保証でしょう？
コンプラストを使用するから水密性が増すのではなくW/Cで決まるのです。

コンクリートの水密性は、透水性より漏水の方が問題になることが多く、
コンクリートに生じる欠陥(ジャンカ、ひび割れ、打ち継ぎ面の欠陥などなど)の比率が極めて大きい。
この意味でも、単位水量をいかに小さく、施工性の良いコンクリートとすることが肝要である。

コンプラストは非常に高価でありますので、施工者も打設に対しては特に注意を払う。
まあ、そういう意味ではコンプラストの効果はあるでしょうね！

　　

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2003-10-08 10:36:29

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