Re[3]: 均しコンクリートのセメント種別について

市役所職員 wrote.

>みつ◆VRQOzpvRck wrote.
>
>>市役所職員 wrote.
>>
>>>国土交通省などの均しコンクリートの仕様が、高炉セメントB種以上とされていますが、均しコンクリートを高炉セメントB種に仕様する意味はどういった効果を期待しての設定なのでしょうか？
>>>設計基準強度がないのに、アルカリ骨材反応抑制や水和熱による温度ひび割れは考慮してるのでしょうか？
>>>均しコンであれば普通ポルトランドでも問題なさそうなのですが、、、
>>>詳しい方のご教授をお願いします。
>>
>>　生コンクリートの試験室です。
>>　
>>　均しコンクリートということは、その上に鉄筋を組みコンクリートを打設すると思いますが、その上に打設するコンクリートは何ですか？またその上に打設するコンクリートのセメントの種類は何ですか？
>>　均しコンクリートだけを考えるのではなく、その次に打設するコンクリートがキーとなっているのではないでしょうか？
>>　均しコンクリートに使用する強度はたいてい１８か２１強度ですので、セメント量が少なくアルカリ骨材反応や、水和熱についてはあまり考えられません。
>>　
>>　高炉セメントＢ種以上は、セメントの強度発現の速さを指しているのではないでしょうか？
>>　早強＞普通＞高炉セメント＞中庸熱＞低熱
>
>ご丁寧な回答ありがとうございます。
>まず、均しコンの上に築造する構造物についてですが、特に特定の場合を想定しての質問ではありません。
>今回お聞きしているのは、国土交通省　土木工事設計要領　共通編　設計一般　コンクリート工　にある
>「コンクリート構造物の設計基準強度と生コンクリート使用基準の選定方法」に記載されている部分関してです。
>均しコンであれば、強度発現の遅い高炉セメント(B種以上)に指定するのは工程上あまりに非効率的ではないのかと思って質問しました。
>強度発現の遅さを補えるメリットがどこにあるのかも知りたいです。


　高炉セメントで均しコンクリートを打設することは私の経験上ではよくあることです。

　まず高炉セメントで均しコンクリートを打設する理由（メリット）は、生コンクリートの材料承認（配合計画書）が提出されているので、それをそのまま使用できる事が考えられます。

　また普通セメントで均しコンクリートを打設しても、高炉セメントで打設しても翌日には次の工程（墨だし）に入っています。実際にはどちらのコンクリートで打設しても墨出し程度の強度発現には、ほぼ影響ありません。

　型枠脱型や、支保工解体する強度が欲しい時は、セメントの種類により、コンクリート材齢で４〜５日変わることがあります。

みつ◆VRQOzpvRck

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2017-09-29 16:34:22

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