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 記事詳細 
記事番号 
40428 
タイトル 
Re: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 
本文 
乾燥収縮ひび割れは、乾燥収縮による収縮変形が拘束されて生じる拘束ひび割れで、一般に収縮変形量が大きいほどひび割れが発生しやすいです。変形拘束が無い場合の乾燥収縮による自由収縮変形量=コンクリートの長さ×「乾燥収縮ひずみ」ですから、目地間隔が大きいほど収縮変形量は大きくなります。つまり、「乾燥収縮ひずみ」は同じでも、目地間隔が大きいほど乾燥収縮による収縮変形量が大きくなり、乾燥収縮ひび割れが生じやすくなります。例えば、橋梁のコンクリート床版では橋軸方向に長いため、乾燥収縮ひび割れは橋軸直角方向に生じることがほとんどです。土間コンに短冊状になるように目地を入れると、短冊の短手方向のひび割れが入りやすくなってしまいます。 
目地は3~4m程度ごと、もしくは10㎡~15㎡ごとが適切というのは一概には決められないので、おそらく経験的に使われているもので、この程度で目地を入れておけば有害なひび割れを抑制できるということだと思います。これに従って目地を入れておけば、(大きな)ひび割れが入っても、客先に対して一応言い訳ができますね。ただし、目地は構造的に弱点になりますから、コンシロさん言われるように、構造強度的なことをも考えて設置すべきですね。構造物によっては、あえて弱点となる目地を入れずに、ひび割れが発生したら補修するというやり方も採用されています(客先の技術的な理解が必須ですが)。 お名前 
conconcon 
レスへの感心度 
😃: 2 😮: 0 😲 : 0  
登録日時 
2023-06-20 17:34:33 
最終修正日時 
2023-06-20 17:34:33 
・[40427] 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 コンシロ 2023-06-17 15:46:24 😊x1 [返信] (外構等の土間コンでエキスパンタイ等の収縮目地を入れますが、その間隔は一般的に長さ…)   [40428] Re: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 conconcon 2023-06-20 17:34:33 😃x2 [返信] (乾燥収縮ひび割れは、乾燥収縮による収縮変形が拘束されて生じる拘束ひび割れで、一般…)    [40429] Re[2]: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 コンシロ 2023-06-21 12:49:04 [返信] (ありがとうございます。なるほどひび割れが発生したら補修するというやり方も採用され…)     [40430] Re[3]: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 conconcon 2023-06-21 17:35:32 [返信] (乾燥収縮ひずみは、ある程度推定可能で土木学会RC示方書には計算式が示されています…)      [40431] Re[4]: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 コンシロ 2023-06-22 11:44:54 [返信] (なるほどありがとうございました。非常に参考になる良い回答が得られました。)       [40433] Re[5]: 土間コン収縮目地の間隔のメカニズム根拠 conconcon 2023-06-26 16:09:14 😃x4 [返信] (前スレが尻切れトンボで終わってしまいましたので、御参考までに追記します。拘束の度…)  |