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記事詳細
記事番号
914
タイトル
Re: コンクリートの硬化不良等
本文
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>>①−コンクリートの硬化不良は、合板製コンパネに含まれる樹液が原因だと聞いていますが、詳細を教えてください。 木材をアルカリ抽出するとリグニン(複雑な有機物)が得られますが,リグニンはコンクリートの遅延剤の代表的なものです。また,木材を水抽出するとオリゴ糖(単糖類が2個以上のもの)が得られますが,糖類は,セメントの水和反応を抑制します。アルカロイドを含め木材のアルカリ抽出液は水酸基,カルボキシル基を含むため,コンクリートの水和反応を抑制(遅延)する方向に働き,その程度によって硬化不良ということになります。 >>②−コンクリート表面に灰汁が出て茶色くなる現象と硬化不良の関連はありますか。 茶色になっている場合コンパネからリグニンが出ているといえます。川砂利の経験では,茶色になっていないのに新品のコンパネを使用した部位だけ表面から5mm以上硬化不良になったことがあります。 >>③−(硬化不良)(灰汁が出て茶色くなる現象)が起こったときの対処方法を教えてください。 対処しなければならない場合は,劣化部分の除去(チッピング,ブラッシング等)を行い補修(上塗り)することになります。 >>④−(硬化不良)(灰汁が出て茶色くなる現象)が起こったときは、合板メーカーに責任を追及できますか。それとも現場責任ですか。 川砂利の考えとして,コンクリートを打設することを生業とするものにとってはコンパネによる硬化不良は想像の範囲に入りますし,そのリスクと費用を考え,コーティング合板を使うか生のコンパネを使用するか選択するのでしょう。 社会通念上,特にコンパネに瑕疵があるとはいえないとおもいます。 川砂利の考えでは以上のようになります。他の方のお考えも伺ってください。 お名前
川砂利
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登録日時
2002-10-25 09:09:26
最終修正日時
2002-10-25 09:09:26
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