■工業英語の穴
工業英語の穴(その1) 嶋野 周治

工業英語の翻訳をする場合、業界用語は、各専門分野の辞書に頼ればよいのですが、どの専門分野にも属さない用語に当たったとき、困るのは翻訳家だけではなさそうです。

こうした苦労話を、セルテックの小河会長との雑談のおり語ったところ、そんな経験をコラムにして書いたらどうですか、と勧められた。

そこでこうして自分が遭遇した「ん?」と思ったことを書いてみることにしました。

さて、電気・機械の翻訳で、その発生する擬音で「ん?」と思ったことはありませんか?

漫画は擬音の宝庫ですが、現実の工業英語に関し、外人である日本人には音と綴りがどうもぴったりしません。

たとえば、

  1. beep (ビーという電子音)
  2. bing bong (ピンポーンという呼び出し音)
  3. click (カチという音、CPUのマウス操作が顕著、何かをはめる音)
  4. flip-flop (パタパタという音、接点がパタパタ動く音など)
  5. whee (ウイーンという音、電気ドリルの音など)

まだまだたくさんあると思います。皆さんご存知の英語擬音があればお知らせください。


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