Re[5]: フレッシュコンクリートの分離程度に関して

　
>　私のつたない経験をお話します。
>　高流動コンクリートの製造（混練）で，高流動コンクリートをホッパーに移した時，練り上がったコンクリートを見ると，材料分離していますと，粗骨材が入っているのかー？という質問が出るぐらい分離していて，粗骨材が下のほうに沈んでいます。逆に，所定のフローのコンクリートが練り上がりますと，ホッパーに移したコンクリートは，粗骨材があたかもぷかぷか浮いているかのように見えます。　
>　お教えいただけましたら幸いですが，後者のような場合でも，ペーストと骨材の距離が２ｃｍ以上離れていることがあるのでしょうか？
>
地方
　
ご質問に気がつきませんでしたので，返事が遅くなってしまいました。

　昔の名前さんは，鋭い観察眼をお持ちだと思います。
　一般にコンクリートを移動させた場合，その移動のさせ方によって，
　粗骨材がコンクリートの表面に飛び出します。
　重い粗骨材が上に浮かぶのは一見不思議ですね。
　この流れによる分離は，文献では完全に説明されていません。
　ただ，コンクリートの場合モルタル粘性が大きいと，一度上に出た
　粗骨材は沈まないというのが私どももよく経験するところです。

　来年JIS改正により呼び強度４５Nが新設されますので，私どもでも
　JIS規格品とするために高性能の試験練を行いますので，そのときに改めて
　ご質問の項目を観察し，この場でお伝えできる機会があればその結果を
　述べたいと思います。

　ご質問の回答にはなっていませんがお許しください。　良いお年を。




　

地方

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2002-12-31 11:26:52

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