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記事詳細
記事番号
1776
タイトル
Re: コンクリート二次製品の耐凍害性
本文
Takahashi wrote.
>二次製品のほうが凍害に弱いというのは、一般的なことなのでしょうか。 >また、メーカーではこれに対する方策はなにか実施しているのでしょうか? 二次製品にも中強度から高強度まで種類が多く、一括して凍害に 強いか弱いかと議論することはあまり意味のないことでしょう。 凍害に対し影響があると思われる製造上のポイントは、振動締め固めと 蒸気養生法にあると考えられます。 現場よりも振動締め固めが十分であるため、せっかく連行した空気が抜ける ことがあります。そのためそれを見越して多めに入れる必要があります。 前置きを十分取らない蒸気養生や急激な温度上昇は、セメント水和物のルーズな 生成や、時には構造的破壊まで引き起こすことがあります。細孔分布も大きめに なり勝ちです。したがって当然のごとくこの場合は耐凍害性は落ちます。 一般に凍害は、気泡間隔係数や細孔径分布で判断されますが、悪い蒸気養生をした場合 はこの指標が悪くなっています。吸水率も有意の程度にアップしています。 すべての二次製品についてとは言えませんが、蒸気養生による促進養生法は 耐凍害性という視点からみればネガティブであることは事実でしょう。 許容できる範囲で促進養生を行うことと、その後の養生(散水)なども 検討の価値はあると思われます。 お名前
健太郎
レスへの感心度
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登録日時
2003-05-03 09:56:48
最終修正日時
2003-05-03 09:56:48
・[1774] コンクリート二次製品の耐凍害性 Takahashi 2003-05-02 15:45:17 [返信] (コンクリート二次製品と現場打設コンクリートを比較した場合、本来、工場で管理製造さ…) [1776] Re: コンクリート二次製品の耐凍害性 健太郎 2003-05-03 09:56:48 [返信] (Takahashi wrote.>二次製品のほうが凍害に弱いというのは、一般的な…) [1778] Re[2]: コンクリート二次製品の耐凍害性 Takahashi 2003-05-06 09:31:56 [返信] (詳しい解説ありがとうございました。参考にさせていただきます。実は、蒸気養生したコ…) |