|
|
|
|||||||||||||
※バナー広告のお申し込み・お問い合わせはこちらをご覧下さい。
記事詳細
記事番号
1777
タイトル
Re[5]: 遊離石灰
本文
以前、解決したことをまた掘り起こすようで申し訳ないのですが、
私の会社でもそれらの区別について話が出ることがあり、 そのたびに頭の中が○※△♀☆〒です。 調べてみると、JCI炭酸化研究委員会ではエフロをカルシウム塩、 白華をアルカリ塩と区別しているようですので、 私はみなさんの意見も参考にして、以下のようにまとめました。 ◆遊離石灰 →セメント原料を焼成した時に、SiO2やAl2O3と反応せずに 残った遊離のCaO ◆エフロレッセンス →コンクリート中で遊離石灰CaOが水と反応してCa(OH)2となり、 コンクリート表面に出てきて炭酸ガスCOnと結びついて CaCO3(難溶性)となったもの。 ◆白華 →下記①、②と水が反応してNa2SO4やK2SO4(溶解性)となり、 コンクリート表面に出てきて炭酸ガスCOnと結びついてNa2CO3となったもの (Na2SO4やK2SO4を一次エフロと呼ぶみたいですが・・・) ① セメントの原料としてセメント中にアルカリ分として存在するNa2OやK2O ② セメント製造過程でC3AとC4AFが急結しないように、 緩結材としてクリンカーに加えられるCa2SO4・2H2O(石こう) ◆Ca石鹸 →離型用添加剤(化学反応型)のはく離剤を使用したとき、 型枠脱型時に見られるもので、以下の2段階の反応でできるもの 反応① はく離剤のカルボキシル化合物 + コンクリート中のNa,Kイオン → 脂肪酸石鹸 反応② 脂肪酸石鹸 + コンクリート中のCaイオン → Ca石鹸(はく離効果を生む) なお、除去方法としては ◆エフロレッセンス →コンクリート表面を濡らし、塩酸:水=1:100または酢酸:水=20:100で洗い、 次にアルカリ溶液(アンモニア等)で洗い、最後に水洗いする ◆白華 →ブラシでコンクリート表面をこすり、水をかけて溶かして除去 ◆Ca石鹸 →???(湿潤養生でなくなるのかな?) 一般的にはエフロも白華も同じ扱いをしていますね。 以上のようにまとめてみましたが、とても自信がないので みなさんのご意見、ご指導をお願いいたします。 お名前
トラック野郎
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2003-05-03 15:45:40
最終修正日時
2003-05-03 15:45:40
|