Re[4]: 高欄の乾燥収縮ひび割れ

>橋屋さんさん，コンクリート普及協会さん　ありがとうございました．
>
>「初期欠陥を少なくしていいものを提供しましょう」ということですね？
>ただ，高欄には通常どおり目地を設けておいたにもかかわらず，目地にはクラックが発生せず，少し離れたところに0.1ミリほどのクラックが発生してしまいました．
>なぜこういうことになるんでしょう？
>クラックを発生させないための具体的な対策として，膨張コンクリートの使用，養生への配慮，他に何かありますか？
>

おっしゃる通り、現実は誘発目地の場所に入らない事が多いです。でも、目地の入れ方に
ははっきりした根拠はありません。５〜１０ｍ毎に入れるなどと漠然としたものです。そ
れに、高欄に取り付いている付属物にもいろんなものがあります。遮音壁のついてるもの
照明が設置されてるもの、電気設備のボックスが高欄面に設置されてるもの・・・。その
状況を考えて、私は誘発目地を配置していきます。基本的にアンカー部分や電気設備のボ
ックス周りにはクラックが入りやすく、供用後何年か経過すると、特に鋼橋は、車の走行
量にもよりますが、60〜80cmピッチくらいで何らかのクラックが発生してます。これは、
車の走行により桁がたわみ、上下運動を繰り返すことによって、高欄部分に引張りと圧縮
が交互に発生しているからだと私は考えています。

ちょっと横道にそれましたが、やはり誘発目地の設置根拠はありませんので、無いならば
無いなりに今までやってきた経験を生かして、なるべく入らないようにする姿勢が大切で
はないでしょうか？また、その姿勢を持ちつづければ、クラックの少ない高欄を作ること
ができると思ってます。

橋屋さん

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2003-07-09 17:17:32

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