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記事詳細
記事番号
25512
タイトル
Re: 高炉セメントについて
本文
atu wrote.
>高炉セメントは普通セメントよりも塩化物含有量は少ないのですか?高炉セメントは塩分遮蔽性には優れているかと思いますが、そもそもセメントに含まれている塩化物含有量も普通セメントよりも少ないのですか??教えてください。 高炉セメント、通常はB種がよく使用されているが、これは普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を内割りで40〜45%混合して製造されるのが一般的である。 ここで、2003年以前はJIS R 5210「ポルトランドセメント」に規定される普通ポルトランドセメントも、JIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」も塩化物イオン量の上限規定はいずれも0.02%以下であった。だが、その後2003年のセメントJISの改訂で普通ポルトランドセメントの塩化物イオン量は産業副産物・廃棄物の有効利用の推進の観点から0.02%から0.035%へと緩和された。 このため、最近の普通ポルトランドセメントの塩化物量の平均値は、メーカ・工場の立地等によって若干の差があるものの以前に比べ確実に上昇してきており、全体的な傾向としては従来の上限値である0.02%付近まで近づいてきているものが多いと言われている。 これに対しコンクリート高炉スラグ微粉末の塩化物イオン量の規定は、その後も緩和されていないことから、結果的に塩化物イオン量規制値の厳しい高炉スラグ微粉末を混合している高炉セメントB種の方が、普通ポルトランドセメントよりも塩化物イオン量は相対的に少ない傾向となっているともの考えられる。 ちなみに、JIS R 5211「高炉セメント」では、塩化物イオン量の上限値は規定されていない。 ただし、現状の塩化物イオン量では通常の構造物の配合ではコンクリートの塩分総量規制値を上回るケースはほとんどないし、塩分遮蔽性は硬化体の組織構造、水密性、フリーデル氏塩の生成しやすさ(塩分固定能力)などの影響を受ける(通常は高炉セメントの方が耐塩分浸透性に優れるといわれているが)ので、これらの初期塩化物量の差が発錆についてどの程度の影響を及ぼしているかかについては単純に評価しにくい。 お名前
ミネルヴァ
レスへの感心度
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登録日時
2009-04-12 15:27:09
最終修正日時
2009-04-12 15:27:09
[25512] Re: 高炉セメントについて ミネルヴァ 2009-04-12 15:27:09 [返信] (atu wrote.>高炉セメントは普通セメントよりも塩化物含有量は少ないのです…) [25659] Re[2]: 高炉セメントについて 質問です! 2009-04-25 20:00:15 [返信] (ミネルヴァ wrote.>atu wrote.>>>高炉セメントは普通セメントよ…) [25663] 削除されました。 [25720] Re[3]: 高炉セメントについて ミネルヴァ 2009-04-29 07:25:41 [返信] (質問です! wrote.>>もともとの質問とは関係ないんですが、高炉セメントって…) |