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記事詳細
記事番号
25882
タイトル
Re[3]: スラッジ水使用
本文
水神 wrote.
>ミネルヴァ wrote. > >> >> JCIや全生工組連等のスラッジ水を使用した場合の配合修正の推奨方法としては、AE減水剤使用時には①単位水量を増加、②細骨材率を低減、③AE助剤量を増加させるのが一般的であろう。 >> ここで、なぜこのような配合修正が必要となるかと言えば、添加されるスラッジの固形分の影響を勘案したものであるのは言うまでもないだろう。 >> ここで、スラッジ水の由来を考えてみると、地域や戻りコンの処理システムなどによってその構成比率は違うだろうが、一般的には戻りコンやアジ車、プラント(ミキサ等)の洗浄水、その他構内排水・雨水等であり、固形分は何かといえばそのほとんどは、骨材微粒部分とセメントと考えられる。また、この固形分の特徴としては、スラッジ水を攪拌していても骨材、セメントとも粗粒部分は沈降してしまうと考えられるため、スラッジに含有される骨材、セメント分の粒子の大きさは数μm〜数十μm程度と非常に細かく、セメントについては各粒子が水和物を析出した、非常に比表面積の大きな粒子が懸濁液中に分散しているということである。 >> このため、スラッジ水を使用すると、セメントや骨材の細粒分が増加するため、②のとおり細骨材率を低減する必要が生じるとともに、これら微細かつ水和物の析出した粒子が増加するので、流動性が低下するとともに、AE助剤成分等が吸着されやすくなるため、①の単位水量の増加、③のAE助剤添加量を増加させる、対応を講じることが必要となる。 >> ここで、今回の水神さんの実験手法をみると、スラッジ固形分を沈殿させ、かつ固化後天日干ししたスラッジ(?)を使用している。通常、産業廃棄物として安定化処理するためにはスラッジの強度が8N/mm2以上必要であることから、このスラッジはどちらかといえばコンクリートやモルタルに近く、これを砕いても懸濁液中の微粒子のような個々に分散した微粒子にもならないし、セメントも水和物を自由に成長させた高比表面積の粒子にはならない。言い換えれば、砂を多少(セメント量×2.5%ならば、せいぜい10kg/m3程度か)添加したようなものであり、コンクリートの物性に変化がないのは当然とも考えられる。 >> したがって、事前に確認試験をするのであれば、乾燥させたスラッジ固形分を使用するのではなく、本来使用される状況とほぼ同一のフレッシュなスラッジ水で確認試験を実施しなければ、フレッシュコンクリートの性状を再現することは困難なのではなかろうか。 > >お休み中にありがとうございます。 >乾燥スラッジといっても8Nも強度があるような物にはなっていません。水に溶かせば水槽のスラッジ水と同じ状態に戻るようなもので、手でも簡単につぶれて粉になります。しかし、水中から一度上げられたものは同じ状態とはならないということなんですね。連休明けにスラッジ水でやってみようと思いますが、各配合毎に2.5%入るようにするためには配合(セメント)に合わせて濃度の違うものを準備しなければならなくなるので大変な作業ですね。 連休明けに水槽から採取して濃度調整したスラッジ水で何バッチか練ってみましたが、やっぱり明確な変化無しです。諦めてこれでいこうと思います。ハンドブックで試験練りに使用したスラッジ水は、洗い出されてどの程度経過したものなのでしょうか。当社の場合循環水槽の中で常にぐるぐる回っているので、前日のものや数週間経過したものも混ざっている状態です。この事でスラッジが活性を無くして、変化が出てこないのかもしれません。現状このスラッジ水しか手に入りませんので、補正が必要なければ結果オーライです。ありがとうございました。 お名前
水神
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登録日時
2009-05-15 19:05:11
最終修正日時
2009-05-15 19:05:11
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