Re: 供試体とコア供試体の圧縮強度の違いについて

初心者 wrote.

>供試体と躯体から抜き取ったコアの強度を比較すると、コアのほうが小さいとありますが。なぜでしょうか？

他の方も言っているように、大きな要因は養生の差だと思います。
通常、生コン工場が管理する圧縮強度用供試体は４Ｗの間、２０℃±２℃の水中で養生されているます。一方、コアは実構造物から抜き取るわけで、実構造物は屋外に暴露されていますから、まともに気象作用を受けます。常に湿潤状態にあるもの・・・しかも管理温度は一定、かたや常に湿潤とは限らないわけですから当然配合が同一の場合、標準養生されたものの強度とコア強度には差がでます。
あと、生コン工場が管理する供試体はきちっと寸法の決まった型枠に生コンを詰め込んで作製してますが、コアはコアボーリング機を使って抜き取り、さらにコンクリートカッターで両端を落とし、両面をキャッピングするので、型枠に詰め込んで作った供試体より寸法の精度は悪いです。（例えば、コア供試体の高さ方向のセンターと供試体の上下面がセンターに対し直角になっていなかったり・・・）
その他、コアボーリング機は回転しながらコアを抜き取るので、長年使っている機械は回転軸が若干ブレて抜き取ったコアが歪なものもあります。余談になってしまいましたが、供試体寸法の精度のちがいによる強度差もある程度は関係していると
私は思います。

ずんだもち

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2009-06-01 18:21:49

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