Re[9]: 生コン注文時の会話

兄貴 wrote.

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>こんな試験練りなら、行う意味無し。
>

そのとおり、工事前の「JIS製品の試し練リ」なら、行っても意味がありません。
年間数百〜数千m3出荷実績のある配合を30〜40literで判定できるわけ有りませんものね！
ただ、顔合わせとかセレモニーとして行っているだけでしょう。
だから試験練りをせざるを得ないときには、スランプと空気量だけ合わせておけば良いのです。

では、どういう時に試験練りが必要かというと、新しく配合を定めようとする時、原材料が変わった時、品質基準値が変わった時などなど。
でも試験練り結果で、すぐに配合が決まるものでは有りません。
というのは、「数学的相似は物理的相似ではない。」
たとえ、実機と同じタイプの試験ミキサを用いても実機と同じ「練り、と混ぜ」は再現されません。

試験練りの結果を基に、安全側の配合を求め実機に掛けデータを集積し、フィードバックし収束したものが示方配合です。
生コン工場では常に、製品検査管理を行い示方配合へのフィードバックを行っています。「当然、運搬中におけるスランプロスも考慮されます」
注）工事現場ごとのスランプロスではなく、その生コン工場の平均搬送時間によるスランプロスです。

したがって、元に戻りますが、工事前の「JIS製品の試し練リ」なら、行っても意味がありません。

　

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2003-10-15 02:22:56

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