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記事詳細
記事番号
2900
タイトル
Re: 化学的腐食の要因
本文
toko <tokoyoda.yoshimitsu@tepco.co.jp> wrote.
>化学的な腐食(浸食)の要因として下記のようなものがあると思いますが、 >薬液注入材から溶出した硫酸イオンによるコンクリートの劣化は、塩類と考え >ればよいのでしょうか? >*建設時に使った薬液注入材に硫酸が含まれていて、硫酸イオンが溶出し数年後 >にコンクリートが劣化しています。 > >1.酸(代表的なもの:微生物による硫酸腐食) >2.塩類(代表的なもの:硫酸塩) >3.アルカリ >4.油類 >5.腐食性ガス > >「コンクリート診断技術(基礎編)」には上記のように書かれていますが、 >「硫酸塩」と「硫酸イオン」という言葉の違いがよく分かりません。 >硫酸イオンと言う言葉からすると酸(硫酸)という気もしますが、硫酸イオン >によってエトリンガイドが発生しているため塩類とも考えられる? > 硫酸塩=金属イオン(Ca2+、Na+など)と硫酸イオン(SO4^2-)が結合した化合物。 水に接触すると電離して、金属イオンと硫酸イオンになる。物質として目で見ることが できるのは硫酸塩になります。この点は普通の塩(塩化ナトリウム)も一緒ですね。 塩酸や硫酸など酸による腐食の場合、バインダーであるセメント水和物が溶解し、 骨材粒子間の結合力が弱くなりコンクリートが劣化するのですよね(強烈な酸では骨材 の鉱物相も溶解するのじゃなかったかな)。 書かれているようにエトリンガイト生成に起因する膨張により劣化しているのであれ ば硫酸塩(塩類)による劣化と思いますが如何?。 ところで注入剤には、通常、硫酸塩が含まれているのですか? お名前
パパウルフ
レスへの感心度
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登録日時
2003-10-23 14:53:40
最終修正日時
2003-10-23 14:53:40
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