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記事詳細
記事番号
37497
タイトル
Re: 砂の限度見本の作り方
本文
高卒試験室初心者 wrote.
>砂の限度見本を作りたいのですが、方法がわかりません。ぜひ、教えてください。 だいぶ前の質問ですが、回答が無いようなので私見を少々。 基本とする粗粒率はJISの規定の粒度範囲のほぼ中心点を集計すると2.70となる ので、規格値FM=2.70、許容範囲は±0.20の限度見本を作ると仮定します。 ふるいの寸法 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 通るものの% 100 90〜100 80〜100 50〜90 25〜65 10〜35 2〜10 中心の値 100 95 90 70 45 22 8 留まる% 0 5 10 30 55 78 92 これでFM=2.70になります。 作る限度見本はFM=2.50及びFM=2.90の見本です。 ご存じの通り、一つのFMに対して粒度分布は無数に存在しますよね。 これが悩ましいところで、いろいろな考え方があります。 ①:全体的に粗くしたり、細かくしたりの調整を行う。FMを0.20上下させる訳 ですから6つのふるいの各々3〜4%、合計20%上下させれば所定のFMになる はずです。例として粗くした場合は ふるいの寸法 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 通る値% 100 95-4 90-4 70-3 45-3 22-3 8-3 留まる% 0 9 14 33 58 81 95 これでFM=2.90になります。 ②:細かい限度見本は細かい粒を限界まで増やし、粗い限度見本は粗い粒を 限界まで増やす調整を行う。例として細かくした場合は ふるいの寸法 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 通る値% 100 95 90 70 45+5 22+13 8+2 留まる% 0 5 10 30 50 65 90 これでFM=2.50になります。 ③:限度見本には規定が無く、用い方としては目で見て比較するものです。 従って、視覚に頼る検査である以上自由裁量として出来るだけ粒の大きい ものの有無が明らかな方が比較し易いとも考えられる。そこで、 FM=2.50の場合、粒の大きいものから粒度分布の下限まで減じていく。 (5、2.5、1.2のふるい)又、細かいふるいは限度まで 増やす(0.15、0.3)調整を0.6のふるいで行う。 FM=2.90の場合、粒の大きいものから粒度分布の上限まで増やしていく。 (5、2.5、1.2のふるい)又、細かいふるいは限度まで 減らす(0.15、0.3)調整を0.6のふるいで行う。 例として、FM=2.90の場合、 ふるいの寸法 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 通る値% 100 95-5 90-10 70-20 45 22+13 8+2 留まる% 0 10 20 35 55 65 90 これでFM=2.90になります。 ふるいの寸法 10 5 2.5 1.2 0.6 0.3 0.15 通る値% 100 95+5 90+10 70+20 45+3 22-12 8-6 留まる% 0 0 0 10 52 90 98 これでFM=2.50になります。 個人的には③が良いのではないかと思っています。 あとは限度見本の総質量に各ふるいの%を掛けて、各ふるいの必要量だけ ふるい分け、最後にまとめて良くかき混ぜれば完成です。 長くなってしまい、申し訳ありません。 お名前
ぽんこつ
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2014-07-10 11:17:01
最終修正日時
2014-07-10 11:17:01
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