Re[10]: Re[10]: コンクリート診断士2014問題B-2について

>>>>>>問題33について
>>>>>>中性化による劣化対策で、最も不適当なものについて
>>>>>>太平洋が２、コン技術が３
>>>>>>コンクリート診断技術（基礎編）に記載されている中性化に対する、補修補強工法の選定表には、「電気防食」が記載されていないため、コン技術の３が正しいと思います。
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>>>>>表面含浸工法の実験結果を結果にシラン系含浸材塗布のコンクリートと無塗布のコンクリートの施工後3年時点での中性化深さの対比結果が載ってましたが、中性化の進行は同等であった様でシラン系含浸材の塗布は中性化の進行抑制には効果がないようでした。
>>>>
>>>>実験結果を結果に… ではなく、実験結果に の間違えです。
>>>>失礼しましたm(_ _)m
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>>>コンクリート工学年次論文集vol.29に、シラン系含浸材の中性化に対する効果を実験してます。
>>>以下、抜粋です。
>>>「中性化抑制性については,1 回塗りは表面保 護工指針の C グレード,2 回塗りは A グレー ドとなり,塗布回数(量)が増すほど中性化抑 制性が向上した。」
>>>「従来のシラン系表面含浸材に,中性化抑制に 代表される高い遮断性を付与した表面含浸 材の検討を行った。その結果,対象とした新 規の表面含浸材を予防保全の目的として用 いることで,コンクリート構造物の耐久性向 上および構造物の長寿命化が期待できるこ とが分かった。」
>>
>>そうなんですね。問題に細かい条件まで書いてなかったから何が正答かわかりませんが、正解だといいですね^ ^
>
>問題33　鉄筋コンクリート構造物の中性化による劣化への対策に関する記述のうち不適当なものはどれか。
>(1)ウレタン系表面被覆材を被覆して中性化の進行を抑制する。
>(2)シラン系の含浸材を塗布して中性化の進行を抑制。・・・太平洋が選択
>(3)鉄筋位置まで中性化が進行していたので、電気防食により鉄筋腐食の進行を抑制。・・・・日本コンクリート技術が選択。
>(4)再アルカリ化工法を適用し中性化したコンクリートのアルカリ性回復することとした。
>ここで(1)(4)は適当であることには異論がないであろう。一方(2)で言うシラン系の含浸材とはコンクリート表面に塗布・含浸させることにより、硬化体表面および空隙の内壁に撥水性を有する疎水基を固着させ、外部からの雨水や海水などの水分の浸透を抑制するものである。ただし、このシラン系撥水剤は液体としての水分の浸透は抑制する反面、水蒸気透過性を有するのでコンクリート内部に滞留する水分に起因する鉄筋の発錆促進やアルカリシリカゲルの水分吸収による膨張劣化等を抑制するという効果が知られている。しかし、完全被覆層とは異なり水蒸気透過性を有するため、当然炭酸ガス(CO2)の硬化体中への侵入を抑制する効果はなく、中性化の進行そのものを抑制する効果はない。・・・よってこれが不適当な記述。
>(3)電気防食は鉄筋を卑に分極させることで、鉄筋腐食に関係する陽極反応を小さくし腐食速度を低減させる工法(いわゆるマクロセル腐食を電気的に抑制する工法)で、塩害のみならず中性化の場合でも、中性化領域が鉄筋位置まで到達している場合には腐食の進行を抑制する上で効果的な手法である。ただ、ご指摘にもあるように中性化の場合には採用されるケースがさほど多くはないが、これは中性化の場合コスト的により有利な工法が選択肢として種々あることなどによる。
>電気防食の研究会等でも中性化の対策工法として一般的に取り上げている。
>　　　　　　↓
>http://www.cp-ken.jp/genri01-1.html

問３３について
（２）か（３）で意見が分かれてるみたいですね。
（２）のシラン系は、外部から水分を抑制する点でいえば、中性化を抑制するとも考えられる。ただ、中性化に対する効果がどれほどあるかは良く分からない。
（３）の電気防食は、劣化原因が中性化だけの場合であれば、電気防食では無く断面修復工を実施するのが現実的な対策だと思う。

JCIの解答が楽しみですね。

迷える子羊

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2014-08-09 16:43:25

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