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記事詳細
記事番号
526
タイトル
Re[3]: 平均粒径Dwについて
本文
ひとみ wrote.
> ありがとうございます。 > 水理公式集や土質試験の方法と解説をふくめた土質的な本は、ほとんど調べましたが、透水係数を推定するのにHezenの式に使われている有効径D10やCreagerの式に使われている有効径D20に対してDwはどれくらい有効性があるのか、またそれについての資料があれば教えてください。 > どれも粒径加積曲線から透水係数を推定する式ですよね。 私はこういう分野の専門じゃないですが、推定式に違う推定式をぶつけて、 その有効性を確認するというのは、ちょっと疑問です。 どの資料をみても、「これらは概略値として把握するべきである」とありますし。 この検討は発注者に対する説明資料か何かですか? Hazenの式は均等なフィルター用の砂について示しているものらしいです。 (絵とき土質力学、オーム社) なので、元来が粒径分布の狭い材料について、示されていることになります。 Hazanの式と、試験による透水係数を比較したグラフが、 「地下水ハンドブック」(建設産業調査会)に掲載されています。 また、精度は高くない、と「土質試験の方法と解説」(地盤工学会)にも明記されています。 Creagerの透水係数表は、土質分類が示されているので、使いやすいですね。 土質分類が粗粒砂で、D20が0.8のとき、透水係数は0.215位ですよ、と一目瞭然。 ところが、透水係数は粒径や間隙比によって変わるものですから、 同じ試験体でも、水平方向と垂直方向では透水係数が全く違ったりするわけです。 で、これらに対してKozenyとかTerzaghiの式には、粒径の他、間隙比とか、 もっとパラメータが含めてあって、より色々な土質条件に対して万能な式であれ、 として示されているのじゃないでしょうか。(これは私の勝手な推測です。) そこで、土質試験のうち、粒度試験しか行っていない状態で透水係数を評価するのであれば、 サンドマットなど、フィルター材についてはHazen式で、 その他土質についてはCreagerで、 また、空隙率など、他のパラメータも判っているのであれば、 KozenyやTerzaghi式を使用する、というような適用順になると考えられますが。 様々な式は、砂質土の場合とか、粘性土の場合とか、今知り得る情報(パラメータ)に対して、評価する手法じゃないでしょうか。 透水試験を行って、その値に対して推定式の有効性を確認するのであれば判りますが、推定式同士の有効性を評価する場合は、どちらを信頼する側にすれば良いのでしょう。 どれも工学書や指針で示されているので正解でしょうし(笑)。 かゆいところに手の届かないレスで申し訳ありません。 お望みの資料は、私の知り得る中にありませんが、勝手なことを書いてしまいました。 どのような工事に適用されるのか判りませんが、こちらの会議室HPで質問されるのはどうでしょう。 http://www.ohta-geo.co.jp/wboard/ お名前
みんとち
レスへの感心度
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登録日時
2002-06-22 17:17:52
最終修正日時
2002-06-22 17:17:52
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