Re: シュミットハンマーについて

とす wrote.

>コンクリートの文献等を読むと
>コンクリートの圧縮強度を推定するのに
>シュミットハンマーを用いることがよくあるみたいなのですが
>
>圧縮強度を推定するには
>まず反発度Rを測定し
>後にコアを抜いて、実際に圧縮強度試験で測定した
>圧縮強度との相関式で、他の部分の強度を推定する
>というのが前提なのでしょうか？
>どうか教えてください。
>
>コア抜きをせず、単純にシュミットハンマーで測定した
>反発度Rで強度を推定できないか考えていたのですが
>文献を読み進めていくうちに自信がなくなってきました（笑）
>
シュミットハンマー法による強度推定は正確性に欠ける試験方法です。
通常は、コア抜きできない場合にシュミットハンマーの測定結果から
強度を計算式により推定しています。そのため、コア採取と併用して
強度を推定する方法はあまり使われていないと思います。
　強度推定については、推定式も複数あり、材齢による係数が非常に
大きい1.0〜0.63（材料学会式）ことからもわかるように、シュミット
ハンマー法のみで強度を測定することは難しいとおもいます。（実際には
シュミットハンマーのみで強度推定をしているケースは数多くあります。）
　同じ骨材を使用したコンクリートにおいて、相対的に評価する
ことはできると思いますが、正確に強度を推定しようとした場合には
コア抜きと併用することを推奨します。
　また、規格化されていませんが普通強度のコンクリートに対して
金属ピンを打込んで傷の大きさから強度を推定する方法や、超音波
・弾性波とシュミットハンマーを組み合わせた強度推定方法があります。
　個人的には、コンクリート強度を非破壊で測定することは困難であると
思っています。

　

経験者１

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2003-07-26 13:04:50

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