Re: 製品検査のロッド台帳について

　本来のロット管理は、トロさんのおっしゃるとおり１５０ｍ３毎のランダムサンプリングなので、１５０ｍ３の中ならばどこで採取してもいいと思います。

　ただ、当社は１４０〜１５０ｍ３目に採取しています。
　過去にはランダムサンプリングをしていましたが、通産局（現経済産業局）の立ち入り検査の時に、あるロットについて1回目は10ｍ３目、2回目は１３０ｍ３目に採取した記録がありました。
　そのときに、1回目を採取してから2回目を採取するまで２７０ｍ３の間隔があり、１５０ｍ３に1回の検査になっていないからだめだ、との指摘を受けました。
　正論を説明しましたが納得してもらえず、採取時期を変更しました。以後そのままです。
現在では、そのようなことを言う人は少なくなっているでしょうから、１５０ｍ３を１つの群としてその中で1回づつ採取すれば良いでしょう。

ちなみに、JIS Z 9021シューハート管理図では、サンプリングデータの間隔は次のように記されています。
　
　「ほぼ規則的な間隔で工程からサンプリングされたデータを必要とする。間隔は、時間（例えば1時間ごと）又は量（例えばロットごと）によって定義してよい。」

　となっており、「ほぼ規則的な間隔」の解釈の仕方で多少個人差が発生すると思われます。

　以下は個人的な意見ですが、
　生コンJISで規定される、呼び強度ごとの４５０ｍ３/ロットには違和感があります。ロットとは「等しい条件下で生産されたと思われる品物の集まり」のことですが、通常生産される配合であれば、1ロットが７〜１０日程度で判定できますが、普段生産されない配合だと、1ロットの判定に数ヶ月〜1年間もかかるケースが出てきます。これで等しい条件下と言えるのかどうか？
　もし、1年間かかったロットの判定が不合格だった場合、1年前に製造したコンクリートのJISマークを抹消（該当する呼び強度のみ）することが意味があるのか疑問です。

papasan

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2009-03-04 18:44:52

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