Re[4]: 製品検査のロッド台帳について

はぐれ雲 wrote.

>そりゃ無理だ wrote.
>
>>1バッチの練り量に端数があるのだから、150m3きっかりでそれ以上でもそれ以下でもないなんてロット管理にはできんでしょう。
>>普通150m3以下でロット管理してるんじゃないんですか？
>
>JISマークはバッチでなく1車単位ですから、バッチの端数は関係ないと思いますが、そりゃ無理ださん　に同意します。
>仮に・・台目で148ｍ3、次の車で152ｍ3となったら148ｍ3でロットは締めるのが合理的ではないかと思いますし、そうしています。そうでないと次の車の真ん中にロットの切れ目があることになりますよね。
>150ｍ3以上でも以下でもないという管理は不合理で、あくまで1車単位の小計が150ｍ3以下の括りが良いでしょう。
>有り得ないと思いますが、仮に問題が起きてそのロット抹消のとき、１台の車の生コンの前半分アウト、後ろ半分セーフなんて出来ないでしょう？


私も現実に操業している生コン工場の技術者なので皆さんの仰ることは分かります。
まず第一に１５０リューベ以下でロット管理している、というのも普通だと思います。試験頻度の多くなる安全側の管理ですからね。
ただそれには社内規格にそういった注釈の一文が必要となるでしょう。
通常は大体
「１ロット４５０リューベ、１ロットは３回の試験により判定する。
試験は出荷累計１５０リューベ、または期間一ヶ月、どちらか早く達した方の群から１回行う。」
こんな感じでしょうが例えば
「ただし１５０リューベ目のバッチがアジトラ１車内で分かれる場合はその車を含まない手前で累計終了する」
こんな感じで。

例えば１回１４６リューベで累計してるとなると１ロットの母集団は多くても４３８リューベですよね。
安全側で管理してるから良いと言っても社内規格で謳ってる４５０リューベで１ロットと書いてあるのに違うじゃないか、
と指摘される可能性も有りますよ。
最近は標準化していないことをしている、また標準化していることをしていないといった事に関しては
サーベイランスはおろか工組の監査ですらうるさくなってきていますからね。

あと、ロットの判定とは、そのサンプルの合否判定によってロット全体の母集団の判定を合格、
また不合格と「みなす」ということです、先にも書きましたが。
それと同時に合格であればＪＩＳ規格に則った品質を保証する、ということですよね。
それを前提に、不合格となった場合アジトラの中間で１５０に達した場合補償はどうするんだ？という話ですがそれもよく分かりますよ。
ただ、生コンが半製品であるという性質を踏まえたうえで現場の構造物を考えた時に、皆さんの仰るように１５０リューベ以下での品管が
現実の品質保証に有効だと本当にお考えでなのでしょうか？
例えばボリュームが７０リューベのある一つの構造物が有るとしましょう。
その７０リューベがすっぽりそのまま工場で品管している１ロットに入っていた場合、ロットが不合格なら完全な補償対象となるでしょう。
ただ現実にこんなことはまず有り得ませんよね。
１ロット４５０リューベのうち３０リューベ目から８０リューベ目までの５０リューベを打設したと。
打設構造物は擁壁工で一つの構造物が３００リューベであり今回はその中間辺りの５０リューベ。
次の８０リューベ目から４３０リューベ目までの３５０リューベは堰堤工であり、構造物の総数量４０００リューベで、今回の打設は全体の中間辺り。
実際はこんな感じですよ。
更に４３０リューベ目から次のロットの８０リューベ目までの１００リューベは護岸工の基礎部分に打設。
こういった現実の状況の中で１５０リューベ目の最終バッチがアジトラの中間にあるから品質保証云々というのは意味無いですよね、実際。
例え一つのロット４５０リューベがアウトとなった場合補償対象となるのはその４５０リューベで済むはず無いんですから。

トロ

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2009-03-05 16:18:51

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