Re[3]: 練り上がり温度によるスランプの違い

ミート wrote.

>詳しく教えていただきありがとうございます。
>うちの先輩も、それくらい知識があって理解していれば我々のレベルも
>上がって行くのですが・・・。
>
　いやいや・・・・・。先輩方はさておき、あなたは色々な文献や参考書を読んだり、資格を取得したりして、是非知識を身につけ業務に生かしてください。

>先輩に品質管理ガイドブックに出てる、練り上がり時のコンクリート温度によるスランプの差について話を聞いてもらったのですが
>それでも差はないと言い張ります。しかも他の生コン屋でもそんな差は無いし
>実際それを見込んで配合設計している工場など聞いた事がないとまでいいます。
>練り上がりの温度によるスランプの差を見込んで配合設計してる
>工場は少ないのですかね。

　やれやれ、困った先輩ですね。別のレスにも書いてありますが、夏期にスランプや強度が低下するのは常識。ＪＣＩのコンクリート技術の要点などにも書かれていますし、技士試験等でも頻繁に出題されています。先輩がたは資格をお持ちでないのでしょうか？
　夏期の配合修正については、程度の差こそあれ（不十分な工場が多いようですが）、恐らくかなりの工場が採用していると思いますし、来年の印字記録の提出義務導入に備え、首都圏の工場などでは、夏期、冬期、標準期の３シーズンに分けての配合修正を導入する必要があるとして、現在準備中であることが新聞にも書かれていますが、それに比べるとちょっと・・・・。
　それと、ミートさんの工場のスランプロス込みの補正値は小さすぎると思いますので、練りあがりスランプやロスの実態についてもなるべく早めに把握されるようにされたほうがよろしいかと思います。
　それから念のため、一度過去数年間の工程検査等の圧縮強度の結果を、配合強度に対する指数として整理して、季節変動を調べてみてください。多分、夏期の強度指数は冬期の強度指数に比べ大幅に低下しているのではありませんか？
　それとも、ミートさんの工場は寒冷地とか、年間の温度変化が小さい地域にあるのでしょうか？あるいは、土木用の出荷の多い工場なのでしょうか？。夏期のスランプや強度の低下は貧配合の場合、比較的変化が小さく出やすい傾向にはありますので。

ミネルヴァ

😃: 0 😮: 0 😲 : 0

2009-05-01 17:42:02

2009-05-01 17:42:02