教えて下さい　正直者さん

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＞＞正直者から
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>　　Ｂ−１を見て，まずシャブコンではなかったかと，疑えない人には
>　　問題があります。
>　　　自分の家がこのような状態になってきたら，同じ原因を挙げますか。
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コンクリート系初受験者　wrote.

「問題があります」との指摘をいただき、悲しいかな「問題あり」の頭で考えてみました。なお私の家は「木造ツーバィフォー」なので気が付きませんでした。基礎部分にもクラックはなかったので・・・


　シャブコンを主原因とするには、まずその採択の根拠が必要です。
多分、水セメント比が変わっていることによる、強度の低下（当初より出ていない）が考えられます。加えて、緻密なコンクリートではないので中性化が進行することが想定されます。これらについて詳細調査で確認すればいいことになります。
　また、柱や壁に発生している収縮・長期乾燥収縮による顕著な「ひび割れ」が見られることも「シャブコン」の客観的な証拠として指摘できます。これらを根拠として「シャブコン」を主原因に据えます。
　次に、具体的な対策となります。中性化、アル骨、塩害、凍害はそれぞれ、いろいろと対応策を、教科書が引用して記述できます。ところが「シャブコン」ではどの様に記述すべきでしょうか？
　そもそもコンクリート強度が出ていないので、現在のフレーム（柱、梁、耐震壁等）は構造計算の仮定と齟齬しています。弾性域を越えて塑性域になっているかもしれません。
　ついては、対策としては強度不足を補填することが必要になります。となると含浸等で戻すわけにもいかないので、常識的には梁・柱を補強することになります。被り部分の断面修復ではすまないでしょう。断面全てのコンクリートに問題があるので・・・
　ここで現実的に想定するのは鉄板による補強ですが、残念なことに壁つきの柱や梁なので上手く巻けません。壁に穴を明けてボルトやＦＢで内側と外側の鉄板を連結して一体化する可能性がないわけではありませんが、止水性確保の手間を考えると現実的とは思えません。また柱や梁は建物の内側に現れており、それなりの仕上もなされている事が考えられます。この当時の建物ならばベニヤ板の有孔吸音板かも知れませんしモルタル塗りの可能性もあります。ついては意匠面での検討も必要になります。
　というようなことをいろいろ考えると、「シャブコン」が真の原因だとしても、それを挙げると、却って「対策で困る事」にならないでしょうか？時間的な制約もあるので、ここは陳腐的な発想といわれようが、全体のストーリィの単純さから考えて「塩害」「アル骨」「凍害」「中性化」のどれかを主原因にした方が試験対策から考えると正しい選択ではないでしょうか？さらに云えば教科書にないことは書きにくいので避けたほうがいいのではないかという発想です。
　勿論、現実の診断活動は別ですが、今回は診断士の資格をゲットするとことが目的なので、それなりの戦略が求められてもいいのではないでしょうか？ただし「シャブコン」で確実にまとめればそれに越したことはありませんが・・・・

コンクリート系初受験者　

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2002-07-18 22:33:54

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