CON-PRO.NET
Con-Pro Shop
 
■コンプロネット(コンクリート・プロダクツ・ネットワーク)はコンクリート製品技術者のためのコミュニティの場です。
※バナー広告のお申し込み・お問い合わせはこちらをご覧下さい。
 ※技術的な疑問があったらキーワードを入れて検索してみましょう。解決しない時は「新規投稿」へ!
記事詳細
記事番号
821
タイトル
Re: 川砂利様、質問があります。
本文
2PAC wrote.
>
>そこで私の疑問とは、「複雑で変化に富んでいる地質なのであれば
>反応性鉱物の分布も同様に複雑である為、半年に一度では検査頻度が
>あまりにも少なすぎるのではないか。」というものです。
>半年間に採取できる膨大な骨材の量を、たかだか数十kgの試料で
>判定する事自体に無理があるように思えるのですが?
>
>また今後は請負業者が製造プラントから直接骨材を頂戴し、公的機関での
>迅速法によるアル骨反応試験を実施する事となるようですが、
>これも半年に一度という試験頻度に関係があるのではないでしょうか?
>
 川砂利wrote.

川砂利は指名料を頂きません。

1.検査頻度について
確かにアル骨の恐れのある場所,骨材については今の1回/6ヶ月では少ないと思います。
ただ,このアル骨の規定が出来た当時,無害の骨材を採石されている骨材業者さん(95%)
には多すぎると感じられたはずです。
そもそもJIS規格の制定・改正には民間の意見を必ず取り入れますから,一方だけ不利益になる
ような規則には出来ません。いわば官と民の妥協案ですので,充分でないところもでてきます。
マクロ的に日本を見れば,地層は複雑ですが,骨材業者が6ヶ月で採石する量はたかがしれています。
つまり6ヶ月前と同じものを採取していると骨材業者は考えます。
陸砂利を掘る場合,小さな場所でも6ヶ月以上かかります。

2.変更について
請負業者が骨材採取に立ち会う,とかの変更は,要するに今迄のやり方は信用できない。
骨材業者-生コン屋-生コン組合のどこかで不正を行なう場合があると官庁は考えているわけです。
試験頻度は特に関係ないと思いますが。

結論として今の検査システム(日本?)では検査頻度を増やしても無駄です。

以上については,参考になるような図書は御座いません。
採石については採石ハンドブック(旧通産省省資源エネルギー庁長官官房鉱業課,技報堂出版)
を所有しておりますが,おそらく入手困難だと思います。

お役に立ちませんで,すいません。
お名前
川砂利
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2002-08-31 14:37:35
最終修正日時
2002-08-31 14:37:35
・[818] 川砂利様、質問があります。 2PAC 2002-08-30 21:50:57 [返信]
 (川砂利様、ご多忙中に恐れ入りますが、一つ疑問が生じました。先日ご紹介頂きました「…)
  [821] Re: 川砂利様、質問があります。 川砂利 2002-08-31 14:37:35 [返信]
  (2PAC wrote.>>そこで私の疑問とは、「複雑で変化に富んでいる地質なので…)
   [823] Re[2]: 川砂利様、質問があります。 2PAC 2002-08-31 21:40:04 [返信]
   (川砂利 wrote.>川砂利は指名料を頂きません。>>1.検査頻度について>確か…)