Re[2]: 一般的なことしかわかりませんが。

新米打設屋 wrote.

>アドバイスどうもありがとうございます。
>基本的に目視に頼っているというのが実情なのでしょうか？
>目視判断の場合、どうしても個人差が出てしまうと思うのですが
>それは止むを得ないという事なのでしょうか？
>
>少しでも個人差が出ないように、
>振動時間を管理する方法がないものかと日々思案しております。
>例えば、その日の打設量に対しカウンターか何かで
>バイブレータを使用した時間記録を残すだけでも意味があるように思いますが
>如何でしょうか。
>本当はバイブレータが効いている時間が判ればベストでしょうが・・・。
>


締め固めの程度は目視観察による判断が一般的です。
ですので多少の個人差は出てしまうかもしれませんが、
有識者の指導や指示、あるいは経験により改善していく
べきものと私は考えております。

振動時間の参考としてコンクリート標準示方書（施工編）には
1箇所あたりの振動時間は５〜１５秒とする。とあり、
一般的な参考書には、だいたいこの数字が記載されております。

　また、コンクリート総覧（技術書院）には
スランプ０〜３cmの時は振動時間２２〜２８秒で振動半径は25cm
スランプ４〜７cmの時は振動時間１７〜２２秒で振動半径は25〜30cm
スランプ８〜１２cmの時は振動時間１３〜１７秒で振動半径は25〜30cm
スランプ１３〜１７cmの時は振動時間１０〜１３秒で振動半径は30〜35cm
スランプ１８〜２０cmの時は振動時間７〜１０秒で振動半径は35〜40cm
スランプ２０cm以上の時は振動時間５〜７秒で振動半径は35〜40cm
と参考データとして記載されております。

また、こちらのサイトのコンテンツ中の「コンクリート実学講座」の
「コンクリートの締固め」には確か１８秒以上振動させる必要があると
あった記憶がございます。

バイブレーターに記録計等を製作可能であれば、
データの管理は上記を基に、1打設あたりの1層の厚さや層数、
挿入間隔を決定すれば理論的に可能ではないでしょうか？

ですが、振動時間にとらわれすぎて締固め程度を目視で判断せずにかえって
品質に悪影響を及ぼす可能性がある等、有識者を減少させてしまう可能性があり、
大変危険な一面があるように思われます。
品質確保という面からデータを記録するという事は大変重要である事は
承知致しておりますが、もし、品質をある程度判断できる目を養う事も
大切であるというお考えがお有りでしたら、ご面倒でも一つ一つご指導
なされたうえで実施されます事を私は期待いたします。

２PAC

😃: 0 😮: 0 😲 : 0

2002-10-07 21:54:28

2002-10-07 21:54:28