Re[4]: 一般的なことしかわかりませんが。

盧思 wrote.

>最近の打設現場で日本語が通じない現状に度々遭遇し
>適切なバイブレータ使用の指導に苦労している者です。

言葉が通じないというのは大変な苦労かと思われます。
しかしその構造物を共用される方及びその作業員の技能の向上
というものを考えますと、やはりそれは必要な苦労ではないでしょうか？

実は私は飛び込みで小さな建設会社へ入社し、
そこで土木（といえるものかどうかは疑問ですが）というものを知り、
スコップの使い方、ハンマーの振り方、型枠の組立方、鉄筋の組み方
そしてコンクリートの打ち込み方等々を学びました。
最初は道具の名前もわからず「キャンバー取って！」といわれ
ハンマーを渡して大変しかられた記憶も御座います。
その時に私を助けてご指導くださったのは片言の日本語しか
話せないイラン人の方でした。
もちろん親方の苦労があってその方も技能を身に付けることが
出来たのは言うまでもありません。
ですから盧思様のような立場になられている方には
筋違いかもしれませんが、今後その「日本語が通じない」方に
ご指導いただく日本人もいるという事をご理解頂き、
今後とも変わらぬご指導のほどを私のほうからもお願いする次第で御座います。


>時間での管理は難しいのではないでしょうか？
>
>　現在指導はがんばっておりますが、何かしら目安になるものが有れば
>便利と思います。


ご存知の通り、締固めの程度は振動時間、加速度、配合によって決まり、
締固め不足、過度の締固めいずれの場合もコンクリートに悪影響を及ぼします。
ですので締め固めの技能がやや期待できない場合、
粗骨材の比重とモルタルの比重の差が分離しようとする力で
それを防止しようとする力は粗骨材をとりまくモルタルの粘着力である事を踏まえ、
骨材の最大寸法等を小さくする、コンクリート温度を上げる等して
分離しにくいコンクリートを用いてはいかがでしょうか？

一般に過度の振動より振動不足の方が欠陥が生じやすいと言われている事と
上記のように分離しにくい材料により多少の過振動を許容できるようにすれば
振動不足にさえ気を付けていればある程度の品質は確保できるのではないでしょうか？

ただし配合の変更については今まで私も締固め（分離防止）の為に配合を変更した
経験が無くどなたかそのような経験があります方、
もしくは知識をお持ちの方の助言をいただければ幸いです。

２PAC

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2002-10-09 22:12:47

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