Re[3]: シュミットハンマーによるコンクリート圧縮強度試験

林檎 wrote.
>はり供試体の両側面20箇所（片側10箇所）を
>テストハンマーを用いて、反発硬度を測定しました。
>供試体は幅150×高さ150×長さ530mmの無筋コンクリートはりで、
>Ф100×150mmのコアを2本抜き取り、平均値を出しました。
>養生温度は20℃±2で養生方法は標準でした。
　曲げの型枠を使ったのですね。試験部材としては小さすぎますね。
一応部材としての最小寸法（150mm以上）は満たしていますが、しっかり
固定されていたのか気になります。あまり部材が小さいと打撃エネルギー
が逃げるため最小寸法150mm以上とのしばりがあります。

>近い値にならないことがあるということは、
>圧縮強度の推定法としては精度は低いのでしょうか？
　決して高くはありません。

>また、シュミットハンマーはコンクリートの強度を推定する非破壊試験として
>広く用いられていると聞きましたが、どれくらい信用性があるのでしょうか？
>今回の値だけをみると、あまりに数値が違いすぎて、シュミットハンマーの値を
>強度とするのはどうなのだろうと思ってしまします。
　旧道路公団の現場では、試験練の時に圧縮強度とリバウンドハンマーの強度の
関係を調べるために、３本の供試体で圧縮試験を行いさらに別の３本の供試体を
用いてハンマーによる打撃を行なったりもします。
反発硬度による強度の推定は参考ぐらいにはなりますが、鵜呑みにはできません。

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2008-12-14 00:26:27

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