Re[5]: シュミットハンマーによるコンクリート圧縮強度試験

林檎 wrote.

>返信ありがとうございます。
>
>>シュミットで当たる際、梁(?)供試体を耐圧試験機などでしっかり固定して試験を実施しましたか？
>耐圧試験機などを使って、しっかりと固定していたわけではないので、試験方法が悪かったと思います。

　シュミットハンマーの測定値が、圧縮試験結果の３割ぐらいというのは、低すぎるように思えますね。
　また、コアの寸法がФ100×150mmということで、高さが径の２倍になっておりませんので、コア強度も寸法による補正が必要だと思います。補正したからといってシュッミトの値と同等になるわけではありませんが。
　何人かの人がご指摘のとおり、シュミットハンマー試験の際に供試体を固定していなかったことが、測定値が極端に低くなった原因と思われます。
　私の経験した事例で、人道橋のコンクリート床版の強度測定を行ったことがあります。３０年以上前につくられた人道橋で、床版の厚さが80〜90mmでした。厚さが薄いので本来はシュミットハンマーの適用はできないのですが、参考値という位置付けで試験を行いました。また、同じ箇所でφ50mmのコアを採取し圧縮強度試験を行いました。
　その結果、コア強度で、20,24,38N/mm2という結果が得られ、シュミットハンマーでは28,23N,31/mm2という値が得られました。
　この結果からは、シュミット／コア強度＝1.4、0.96、0.82となったわけです。
　データが３個しかないので、普遍性があるわけではありませんが、ご参考まで。
　ただ、一般的には、シュミットハンマーの値のほうがコア強度より大きくなるように思います。

ダム屋ですが

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2008-12-14 13:29:05

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