Re[5]: JIS改正の標準配合、修正標準配合とは

>例えば施工者さんの立ち合いの試し練りなんかもスランプロス、エアロスを考慮した配合で行うのでしょうか？
>当社の近隣では一応どの工場も試し練り時にはスランプロス、エアロスを考慮しない示方配合で立ち合いの試し練りを行うようにしています。古い人に聞くと地区協組全体の暗黙の了解と言われました。
YORYKさんのレスをみると、ローカルルールがあると言われましたが、色々あるんだなと感心しました。
と言うか、配合に対しての考え方が全く違います。
私のところでは、まず試験練りを行う際、スランプロス１ｃｍ、エアロス０．５％を見込んでます。
ですから、スランプ１８ｃｍに対して最初っからスランプ１９ｃｍが目標スランプになります。この１９ｃｍに対して許容誤差が２．５ｃｍでは大きすぎるということで（試験練りなんでシビアな値が出ると仮定して）許容誤差１ｃｍになるように配合を組みます。エアにしても同様の考え方で、中心地４．５＋０．５の５．０％
を目標にしてます。許容誤差も０．５％に設定してます。（スランプもエアも大体１σの許容ということですね。）
結局のところ、スランプ１８ｃｍの配合ならスランプ１８〜２０ｃｍ、エアは４．５〜５．５％、これをクリアするように、またワーカビリティーも考慮しつつ試験練りを行います。
ここが、根本的に違うと思います。
少し乱暴と思われるかもしれませんが、こうしないとロスに対して説明がつかないと思います。
もちろん、「立ち合いの試し練りなんかもスランプロス、エアロスを考慮した配合で行うのでしょうか？」の問いかけに対してですが、この標準配合を試験練りします。というか、こうでないと現場での品質が保証出来ないと思います。

私の考え方が間違っているだけかもしれませんが、こう考えると厳しい言い方ですがデスクワーカーさんの工場の現場配合（標準期）は、ただ単に示方配合を技術屋の勝手な考え方で修正した配合であり、現場配合にならないと思います。根拠がないですから…。
言い換えれば、標準配合に対し何らかの要因でスランプが合わないから配合修正しているだけのもの（社内規格にスランプが合わない場合の措置として修正基準として唱ってあると思います。）を堂々と出荷しているのでは？と思ったのです。
偉そうに書きましたが、お許しください。

今度の改正ＪＩＳの配合計画書の注にデスクワーカーさんもこの記事のスレッドにも書かれています標準配合と修正配合の意味合いが掲載されてます。
標準状態の運搬時間における標準期の配合として標準化されているものが標準配合です。
コンクリート温度、運搬時間が大幅に変化する場合、骨材の品質が所定の範囲を超えて変動する場合に修正した配合が修正標準配合です。
この、意味合いをもう一度お考えになり、答えを出してはいかがでしょうか？
最後まで、知ったかぶりの偉そうな投稿内容ですみません。
大きなお世話と笑い飛ばしてください。

じじ

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2009-02-13 19:47:07

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