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記事詳細
記事番号
38442
タイトル
Re: 耐硫酸性への対応
本文
yama wrote.
>耐硫酸性に関して質問です。 >温泉地帯で橋脚耐震補強をするので、耐硫酸に配慮しなければなりません。 >生コンに混和して使用できる材料探しています。 >表面被覆での対処が有効であることはわかるのですが、 >当現場は降雪地帯の冬季施工で、被覆の施工が困難です。 >よろしくお願いします。 yamaさんの耐震補強ということは、既設の橋脚もその環境下にずっとおかれ、今も供用されているということでしょうから、そんなに強い酸ではないものと推測します(主体は、硫酸ではなく硫化水素(水)と推測します)。 まず、そういう場所にコンクリート構造物をつくられるのであれば、成分、pH(ペーハー)とか周辺のコンクリート構造物の様子(劣化状況、コンクリート表面の対策状況)とかを調べるべきと思います。←本来は、耐震補強の設計を行ったコンサルの仕事で、それらを踏まえた上で設計し、仕様を決定すべきなんでしょうけども。 まず、温泉地帯とコンクリートの劣化については、昔から暴露試験とか研究もされてます。「温泉地帯」、「コンクリート」等で検索してみてください。次は一例ですが、pH=3以上だったら目立った劣化はみられなかった、耐硫酸塩セメントより高炉系セメントがよいとなっています。 http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/1988/05/43-05-0196.pdf ただ、同じ酸性の液体でも温度の違い、流れの有無等で劣化の状況は変わるので注意が必要と思います。その場所で暴露試験をやるのがベストですが、いろいろと難しいんでしょうね。 次に、JCIのコンクリートのひび割れ調査、補修・補強指針2009には参考事例7(456頁)として、コンクリート構造物の温泉腐食対策が示されています。橋脚及びフーチング(pH=4以下の土中、水中)の例ですが、内容を超概略示します。 セメント:セメントによる違いは顕著ではないため通常仕様 骨材:耐久性にすぐれたものを用いる。石灰石系は用いない。 W/C:50%以下 防食工法: ①橋脚のフーチング部分(土中)はコンクリートによる増厚工法ということで、腐食しろを設ける。 ②橋脚の地盤表面付近(土中も)は、増厚+エポキシ系ライニングとなっていますが、耐震補強の場合、増厚で剛性が大きく変わると採用不可かもしれません。確認されてください。 ③基礎部分の掘削した土に石灰処理を行い、アルカリ土として埋め戻す。 yamaさんの書かれたように「硫酸」ということであれば、ライニングしかないのではと思いますが、その場合、下水道のコンクリート構造物が細菌により生成された硫酸により侵されるということで、種々文献があると思いますので、検索してみてください。上述のJCI指針の363頁にも、下水処理施設のRC部位に生じた化学的腐食による劣化の補修という事例36があります。採用された対策は、防食ライニングです。 お名前
ピンフドラSUN
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2015-07-29 17:25:11
最終修正日時
2015-07-29 17:25:11
[38437] Re: 耐硫酸性への対応 ダブルクォーテーション 2015-07-29 11:27:56 [返信] (yama wrote.>耐硫酸性に関して質問です。>温泉地帯で橋脚耐震補強をする…) [38471] Re[5]: 耐硫酸性への対応 ピンフドラSUN 2015-08-25 13:06:50 [返信] (ミネルヴァ wrote.>K wrote.>>>ミネルヴァ wrote.>>>>…) [38442] Re: 耐硫酸性への対応 ピンフドラSUN 2015-07-29 17:25:11 [返信] (yama wrote.>耐硫酸性に関して質問です。>温泉地帯で橋脚耐震補強をする…) [38467] Re[3]: 耐硫酸性への対応 ピンフドラSUN 2015-08-20 08:14:55 [返信] (許容応力度法 wrote.>ピンフドラSUN wrote.>>>yama wro…) ![]() ![]() |