Re: 呼び強度と現場水中養生、ＪＩＳ規格とJASS5、JIS工場として取るべき立場について

容疑者Ｘ wrote.

>呼び強度２７、スランプ１８。２７−１８−２０Ｎの打設がありました。
>その現場は、現場水中養生と同時に標準養生も採取します。
>その時は、２回打設があり、１回目は、標準養生では、３０Ｎぐらい出ていたのですが、現場水中の分は、２６Ｎと呼び強度を割りこんでしまいました。
>２回目は、標準養生は、３１Ｎ、現場水中は、２９Ｎ出ていました。
>
>ですが、施工者側は、その１回目割り込んだ呼び強度に対して、責任を取れとこちらに言ってきております。
>
>私達は、ＪＩＳ工場ですので、１回目も２回目も標準養生で呼び強度の１００％以上出ていますので、これで私達の製品管理としては、保証されたものを提供できています。
>そして、現場水中養生でも１回目は、１Ｎ割り込んでしまったものの、２回目は、２９Ｎ出ておりますし、３車から採取したわけでもありませんので、たまたまその供試体が低く出てしまったと思うのです。
>と説明したのですが・・・・。
>
>
>ところが、先方は、そんな割りこんだ強度なんか一部でもあったら信頼できない。
>こちらは、現場水中の数字しか考えない。標準養生の数字、こちらの工場の数字等あてにならないと言うのです。
>
>
>ですので、コア採取、シュミットハンマー試験を強く言ってきているのですが、そんな事までやる必要があるのでしょうか？
>
>コアを取ったら強度出ないですよ。供試体で出てないのだから。取りかたによっては出るかもしれないですが・・・・。
>
>
>私は、先に主張した趣旨の論法は間違ってないと思うのですが、皆様方はどう思われますか？

初カキコします。

まずはＳＬ２７での打設に至った経緯が知りたい所です。
設計基準２１＋Δ３＋Ｔ（３）＝２７となったのでしょうか・・・
もしくは設計基準２１＋Ｔ（６）＝２７かな。

標準養生に関しては、若干低い値のようですがＪＩＳの基準は満たしており問題ないかと。

現場水中養生での採取は、構造体コンクリートの強度確認の為ですよね。
構造体コンクリートにおける現場水中養生での判定基準は、Ｘ≧Ｆｑ+Δ３なので
「設計基準の２１+３を満たしていれば」全く問題ないかと思います。
もし設計基準が２７であるなら、それは（２７を下回っているので）問題かもしれませんが・・・

コンクリートは２０度±２度での養生で強度判定をします。
しかい現場水中養生で養生温度が２０度±２度・・・なんてことは無いでしょう。
この時期なら（どの地域かは存じませんが）どうしても現場水中養生の方が強度は低く出ます。

現場水中養生で設計基準の強度を確保する為の温度補正なのですから、補正後の呼び強度の１００％を保証しろとは無茶難題ですね。
現場水中の数字しか考えないと言うのであれば、設計基準の強度で考えて貰いたいです。

設計基準の１００％を求めるなら、夏場に打設して貰わないと。

北国の試験室

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2008-11-14 16:41:29

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