Re[3]: 地盤の気化熱効果について

マリモ wrote.

>とても詳しい説明ありがとうございました。
>自分的には散水してから熱したので逆効果だったのかな？
>と思いました。
>ある程度、熱してから散水しない限り温度が低下するわけはありませんよね。
>しかし、熱源をとめてからの路盤の温度性状を調べましたが散水する前に比べて測定終了時点でも高いままでした。
>路盤中の水分が気化熱によって路盤の温度が下がると思いましたが…
>
>透水性アスファルトはそのほとんどが路盤（地盤）に透水するためあまり気化熱に効果がないのかな？と思いましたがどうなのでしょう？
>透水性アスファルトに比べて保水性アスファルトの方が路面の温度抑制には適していると思いましたが…
>透水性はどちらかというと路盤の温度抑制効果につながっているのでしょうか？

気化熱が継続して発生するためには、内部の水分が上面に引き上げられる必要があります。空隙が毛細管現象を起こす程度に小さければ可能でしょうが、空隙が大きい場合は、水分の移動は空隙内の相対湿度の勾配による蒸発が律速となるので時間がかかります。
本題は、葉の蒸散と同じ現象なので「植物生理学」で詳細に研究されています。
葉の冷却、根からの揚水高さの原因等は参考になります。

透水性・保水性の影響を調べる場合、空隙の大きさを合わせて評価するといいでしょう。

vap

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2009-01-24 15:08:37

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