Re[6]: 既設構造物調査時におけるコア強度の判定について

２PAC wrote.

>調査の目的は、水路トンネルインバートの打替えの要否判定です。
>
>事前に実施した目視調査結果及び強度試験結果
>（全延長のうち劣化の著しい箇所3箇所）から、
>磨耗による劣化が特に著しくコア長が設計巻厚未満であり、
>かつ設計規準強度を下回っていた区間について打替えを行います。

>
川砂利wrote

　川砂利がお上からその仕事を命じられた場合，次のように行なう。

　①巻厚調査
目的　全体の劣化深さを把握する。
調査方法　インバート内面に丈夫な定規をあて水中にいれ，劣化部分との最大すきまをデプスゲージ（又はこれに代わるもの）で測定する。（この方法が取れなくても，何らかの測定方法があるはず。）費用がかからないのでばらつきを考慮し必用のある数を確保する。
調査結果　データから図示する。コア採取によりおよその劣化深さ（劣化部カット長さ②参照）を書き入れる。
　　　　　　　　　　

②健全部と劣化部分でコアを抜き（3本づつ）強度の比較を行なう。
この場合，劣化部分から採取したコアの損傷部分を５〜10ｍｍ程度カットし，影響を受けないようにして置く。損傷部分は上，横からの圧力に対抗し得ないのでカット。
　
①と②から打ち替えが必要かどうか，判定できる。

健全部と劣化部でそう強度さが大きくないでしょうから，後は厚みだけの問題でしょう。
調査方法及びその推定が論理的であれば，どのような方法をとられても通ると思います。

川砂利は，以上のように行なって，最後に何処が悪いと，開き直るのが習性です。

　賢明な2PACさんであれば，ご理解いただけるものと思います。

川砂利　水魚

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2002-08-21 08:40:40

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