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記事詳細
記事番号
40535
タイトル
Re: シャブコンの闇
本文
経過説明、資料拝読しました。
いろいろと勉強された状況、資料を拝読させていただいただけでもよくわかります。 コンクリートコアの試験結果や分析結果、中性化傾向等を見させていただくと、残念ながらあまり状態のよろしくないコンクリートを大事なご自宅の工事に納入されたであろうこと、ご同情申し上げます。 しかしながら、資料内の根拠を見ますと、かなり論理の飛躍や、推定値の算定方法に不明確な点もあり、公的機関がこれを受け入れていただけるかどうかにはかなり疑問があります。 まず、1点目としてはコア側面周辺部の中性化領域からの、促進中性化による強度促進説ですが、これは中性化領域が数mmとごくわずかで、中心部はフェノールフタレインにより発色していますので、この程度の表面の中性化では1.1倍とかの強度改善効果は期待できません。また、TGのグラフを見ても、仮に炭酸化が進展しているのであれば認められるはずの、650℃前後での炭酸カルシウムからの脱炭酸による質量減が認められないことからも、ほとんど中性化が進展していないことがわかります。(逆に475℃前後の水酸化カルシウムの脱水による質量減は認められ、炭酸化があまりすすんでいないことがわかりますし・・・) おそらく、この中性化は試験機関から説明のあった、20℃水中養生48時間、その後105℃48時間の乾燥過程で生じたものではないかと思います。この前養生4日間はセメント協会の配合推定方法(F-18方法)の前処理方法です。 それから、質問者の方の主張される水セメント比の18%とか10%とかの作為的な低減との記述に関しては、170℃で乾燥したのではないかとか、供試体の体積が0.4%変わっているので、水セメント比が10%変わっているとかの点は、どのような計算なのかよくわかりません。 ご質問者も書かれている通り、セメント協会のF-18方法は、報告書の中にも書かれている通り10%程度の誤差が生じます。さらに、コアの採取位置(コンクリートのうち上がり高さなどにより、上部はモルタル分が多くなり、下部は骨材が多くなる)や、分析試料の状態(圧縮強度試験後の供試体だと内部に生じたひびわれのため吸水率が大きく推定され、水セメント比も大きく算出される。)などの欠点があります。 また、公的第三者機関での試験とのことですが、F-18法は試験自体に慣れている試験所は少なく、セメントメーカ系列の太平洋コンサルとか中研コンサル、混和剤関係の研究所、公的コンクリート関係試験機関などISO 17025の認証機関でないと、試験精度はあまりよろしくないのてはないかと危惧いたします。まさか、試験の前に意図的な前処理をしているとは考えませんが。 ちなみに、納入した生コン工場はJIS認証工場ですよね? お名前
ミネルヴァ
レスへの感心度
😃: 0 😮: 0 😲 : 0
登録日時
2025-06-29 16:52:49
最終修正日時
2025-06-29 19:19:56
[40528] Re[4]: シャブコンの闇 K 2025-05-26 10:36:00 😃x1 😮x1 [返信] (個人的な意見として捉えてください加水された事は認められてるのでしょうか?要求され…) [40533] Re[6]: シャブコンの闇 ぐらべる 2025-06-23 14:04:25 😲 x2 [返信] (添付資料中に、「土木学会論文の実験結果からは、促進中性化試験7日間で圧縮強度が1…) [40536] 削除されました。 [40535] Re: シャブコンの闇 ミネルヴァ 2025-06-29 19:19:56 [返信] (経過説明、資料拝読しました。いろいろと勉強された状況、資料を拝読させていただいた…) ![]() ![]() |